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HP-NCX78

VICTOR
HP-NCX78

¥OPEN(予想実売価格 8,000円前後)

発売:2009年2月中旬
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様々なノイズをトータルで低減する“マルチノイズキャンセリングシステム”を搭載

【SPEC】●形式:ダイナミック型 ●インピーダンス:36Ω(1kHz 電源ON時)、14Ω(1kHz 電源OFF時) ●出力音圧レベル:105dB/1mW(電源ON時)、103dB/1mW(電源OFF時) ●最大入力:200mW(IEC) ●再生周波数帯域:18Hz〜22KHz ●雑音抑圧量:18.5dB 以上(200Hzにて) ●電源:DC1.5 V(マンガン/アルカリ乾電池単4形 1個) ●質量:38g(単4形乾電池1個含む/コード含まず)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

“マルチノイズキャンセリングシステム”を搭載し、騒音を約1/8に低減
いまや一分野を成しているノイズキャンセリングイヤホン。そこに新たに投入される製品だけあって、独自の特長を与えられている。様々な騒音をトータルで低減する「マルチノイズキャンセリングシステム」だ。

周囲の騒音と逆位相の信号を生成するという仕組みでのノイズキャンセル機能は、もちろん主軸に据えられている。この新設計されたノイズキャンセル回路はホワイトノイズ(回路で発生してしまうサーという騒音)が低減されているのがポイントだ。加えて、カナル型ならではの遮音性で中高域の騒音を低減、一体型ブッシング構造でコードのタッチノイズを低減、そして薄型ハウジングを採用することで風切りノイズも低減している。つまりノイズキャンセル型とカナル型のそれぞれの利点は生かしつつその弱点を改善したのが、マルチノイズキャンセリングシステムだと理解してよいだろう。

まずは電車内で肝心の騒音低減の具合を試してみた。本機を装着した段階ですでにある程度の遮音効果がある。加えてスイッチをオンにすると、走行音や空調の音が、明らかにカットされて軽くなった。期待通りの効果だ。またこの状態でモニタースイッチを押すと音楽再生がスルーされ、周囲の音(車内アナウンスなど)を確認できる。

音質的には、低音がしっかりしていて、例えばバスドラムの踏み込みがどんと届いてくる。ウッドベースのラインも重厚だ。その上でシンバルは華やかに響き、全体的にはメリハリが利いている。決して派手すぎず明るい音調で躍動感もある。聴いていてシンプルに楽しい音だ。

(text:高橋敦)