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KDL-46X2500

SONY
KDL-46X2500 (BRAVIA)

¥OPEN(予想実売価格550,000円前後)

発売:2006年9月15日
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高画質回路“ブラビアエンジンプロ”を搭載したフラグシップ液晶テレビ

ビジュアルグランプリ2007 ≪金賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2007 SUMMER ≪液晶テレビ(46〜47V型/フルHDタイプ)部門≫受賞モデル

【SPEC】●画面サイズ:46V型 ●パネル解像度:1,920×1,080 ●輝度:450cd/m2 ●視野角:上下左右178度 ●コントラスト比:1,500対1 ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル、地上アナログ ●入出力端子:HDMI入力3、D5入力2、S2入力1、ビデオ入力3、D-Sub15ピン入力1、デジタル放送/ビデオ出力端子1、光デジタル音声出力1ほか ●消費電力:288W ●外形寸法(スタンド含む):1262W×795H×322Dmm ●質量(スタンド含む):41.0kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

ブラビアシリーズの3世代目。Xシリーズは最上級シリーズで高画質と多機能を謳う。もちろんフルHDパネルで画素数に不満はない。新パネルに合わせ、映像回路も新設計され、“ブラビアエンジンプロ”が搭載された。このエンジンには画像処理技術「DRC-MFv2.5」が採用されている。これは、すべての入力を液晶パネルの最終ドライブ段階で最適な1080p出力にして表示させ、安定したHD映像をつくりだすのが特徴である。パネルはS-LCD社製で、「ライブカラークリエーション」を備えたもの。これは色の帯域を広めたバックライトシステムで、色の純度を高める技術を導入し、その鮮やかさが特徴。優れたデザインも注目だが、機能面では「xvYCC」という新しい広色域色空間規格への対応や、HDMI端子を3系統装備、サラウンド音声搭載などが特徴といえる。デジタルチューナーはダブルではなく、テレビ2画面表示に少し制約がある。フレームの色が好みで選べるのは親切だ。

画面モードが3つしかないのが少し寂しいが、映画ソフトなどはカスタム、テレビ番組などがスタンダードの視聴になる。DVDやHD DVDの映画ソフトはカスタムのデフォルトで視聴。いくらか明るい室内環境を想定した画作りなので、50ルクス程度の照明にした。カスタムデフォルトは、そのままでは眩しいくらい明るくダイナミック。調整を試みたが、結局デフォルトが最も好ましいという結論に落ち着いた。このモデルでは、黒浮き、コントラスト、階調性などのバランスとる場合、ある程度ダイナミックな画質でつくっていくべきだ。鮮やかなコントラストのついた画質は、十分な主張と説得力に値する。色鮮やかな映像をきれいに観たい人には最適だ。ハイビジョン番組はスタンダードで視聴したが、ダイナミックさが勝り、リビングルームでも特に照明の明るい部屋を想定しているように思われる。わずかに動画ボケや視野角の狭さが見られた。

(村瀬孝矢/「ホームシアターファイル(38号)」より転載)