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DRA-F102

DENON
DRA-F102 (D-F102シリーズ)

¥47,000(税抜)

発売:2006年6月下旬
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高品位音楽ソースに対応したチューナーアンプユニット

【SPEC】
<パワーアンプ部>
●実用最大出力:45W+45W(JEITA 4Ω) ●適合スピーカーインピーダンス:4Ω〜16Ω
<プリアンプ部>
●入力感度・インピーダンス:PHONO(MM)2.5mV/47kΩ、LINE 300mV/47kΩ ●入力端子:PHONO、CD/HDD、DOCK/AUX、TAPE、MD ●出力端子:TAPE、MD、スーパーウーファー(モノ)
<総合>
●周波数特性:5Hz〜80kHz(+0、-3dB) ●消費電力:85W(待機電力:0.1W以下) ●外形寸法:250W×82H×250Dmm(突起部含まず) ●質量:4.5kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

ミュージックサーバーとしても活用できる、新提案のオーディオシステム

デノンハイコンポ「F」シリーズにCD/HDDシステム「CHR-F103」とスピーカーシステム「SC-F103SG」が追加された。今回は先発のチューナーアンプ「DRA-F102」との組み合わせでの試聴である。

機能的にはCHR-F103が中核となる。CDからHDDに楽曲を読み込み、楽曲検索やプレイリスト管理など、PCベースの音楽ライブラリに近いものを実現できる。いわゆるPCレスのミュージックサーバーだ。しかしPCの存在を除外するのではなく、USB接続と専用ソフト(Windows用)を使えば、 PCからの曲情報・プレイリスト編集、ライブラリのPCへのバックアップ、PC上の音楽ファイル再生も可能。PCに任せた方がよいところはPCに任せるという、潔く柔軟な姿勢である。

もうひとつの特徴はインターネットラジオチューナー機能の搭載。世界中で様々なジャンルの音楽を流し続けているネットラジオを楽しむことができる。BGM用などにはよいだろう。

スピーカーシステムの新製品SC-F103SGは、仕様的には「SC-F102SG」からほぼ変更なく、「D.D.L.」コーン採用ウーファーやヨーロピアンサウンドデザインが特徴。ただし仕上げは艶やかなピアノブラックとなった。硬質塗装仕上げとなったことで、音質にも多少の影響があるだろう。低域の量感は付属のダクトスポンジで調整可能だ。

さてこのシステムでの音質であるが、小型システムなので沈み切った低音域までは望めないが、ベースラインの中心、中低域が充実している。ロック・ポップスでエレクトリックベースがドライブ感を先導するような曲は特に心地よい。高域はやや厚手の描写。ジャズバラードの繊細なシンバルの再現などには物足りなさもある。しかし、下寄りで落ち着きのある音場を好む方にはフィットしそうだ。

(text:高橋敦)