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RDZ-D97A

SONY
RDZ-D97A (スゴ録)

¥OPEN(予想実売価格170,000円前後)

発売:2006年5月19日
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ビジュアルグランプリ2006 SUMMER ≪銅賞≫受賞モデル

【SPEC】●内蔵HDD:400GB ●記録可能メディア:DVD+RW/+R、DVD+R DL、DVD-RW/-R ●再生可能メディア:DVDビデオ、DVD-RAM、DVD+RW/+R/+R DL、DVD-RW/-R/-R DL/-RW/-R、CD、CD-RW/-R、Dual Disc ●受信チャンネル:地上デジタル、BS・110度デジタル、地上アナログ ●DVD録画時間:XP/約1時間、XSP/約1時間30分、SP(標準)/約2時間、LSP/約2時間30分、ESP/約3時間、LP/約4時間、EP/約6時間、SLP/約8時間 ●HDD録画時間:DR(地上デジタルHD放送/約48時間、BS・110度CSデジタルHD放送/約34時間、地上・BS・110度CSデジタルSD放送/約75時間、HDV1080i/約30時間、XP+/約54時間、XP/約83時間、XSP/約127時間、SP/約168時間、LSP/約210時間、ESP/約256時間、LP/約339時間、EP/約501時間、SLP/約668時間 ●入出力端子:HDMI端子1、コンポーネント出力1、D4端子出力1、Sビデオ入力3/出力2、ビデオ入力3/出力2、アナログ音声入力3/出力2、光デジタル音声出力1、同軸デジタル音声出力1、i.Link入力1、USB端子1 ●消費電力:70W ●外形寸法:430W×84.2H×346Dmm ●質量:約5.7kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

ソニーのハイビジョンレコーダー「スゴ録」に最新モデルRDZ-D97Aが登場した。新機能を中心にファーストインプレッションをお届けする。

今回の目玉となるのが、充実した「見る」ための機能の搭載だ。新搭載の「ダイジェスト再生」では、話題のサッカーも盛り上がるシーンを上手く検出する。特にゴールシーンはシュートより少し前から長めに時間を取るのが実に上手くできていると感じたポイントだ。再生時間の調整も5段階で行え、ダイジェスト中も早見再生やチャプタ飛ばしやフラッシュなど各種再生操作が行えるのも良い。ちなみにドラマなどでは「長さ」を一番長く設定することで、CMだけを飛ばす使い方も可能なので覚えておきたい。

PSP向けに動画を同時録画してデジタル放送で録画した番組をムーブして持ち出せる「おでかけ・スゴ録」も標準で搭載。VBR録画で画質も良く、PSP向けの録画デバイスとしても出来過ぎの完成度と言って良い。なお、先ほど「ダイジェスト再生」を使って必要な長さでPSPにムーブすることも可能だ。

更にDLNAサーバー機能を、ハイビジョン・DTCP/IP対応で実現したのもユニークなポイント。これはデジタル放送を家庭内LANを通して再生できるようにするもので、DLNA接続機器と本体の同時再生も可能だ。現在の対応機器は少ないが、DLNAはオープンな規格で多くのメーカーにサポートされるため、この対応は今後貴重な財産となっていくだろう。

予約機能にも手が入れられた。録画予約は、「おまかせ・まる録」の自動録画や繰り返し予約にも有効な番組追従はそのままに、新たに「携帯録画予約機能」に対応。これは通信による確実な予約をリアルタイムに行えるのがメリットで、利用料金も無料と非常に嬉しい。ただし当初の対応機種はドコモのSO902iのみで早期の対応機器の増加が望まれる。

デジカメ画像を取り込んで音楽付きで表示する「x-Pict Story HD」、ハイビジョンカムからの映像を取り込む「おまかせHDVダビング」、CMカット編集が簡単な「おまかせチャプター」や2PassダビングでDVDに高画質で保存する「ダイナミックVBRダビング PRO」も引き続き搭載する。

これだけの機能を詰め込みながら使いやすさ・簡単さを損なわない作り込みは、流石はソニーと言わざるを得ない。デジタルレコーダーの台風の目となりそうな一台だ。

(折原一也)