製品情報

製品データベース

TOP > ビデオプレーヤー > SACD&DVDオーディオ/ビデオプレーヤー

DU-10

LUXMAN
DU-10

¥880,000(税抜)

発売:2002年2月
AMAZONで検索

最高級のクオリティを持ったフルコンパチブル機

オーディオ銘機賞2001 ≪金賞≫受賞モデル

DVDオーディオ、SACD、DVDビデオ、CDなどのハイスペック化と多様化が進むデジタルメディアを洩れなくしかも高品位に再生する画期的なユニバーサルプレーヤー。

【SPEC】●再生可能ディスク:DVDオーディオ、DVDビデオ、SACD、CD、音楽用CD-R、ビデオCD、 F-DISC ●周波数特性:DC〜40kHz(DVD、SACD) ●ダイナミックレンジ:113dB以上(DVD、SACD) ●全高調波歪率:0.001% ●デジタル音声入力:同軸×1、光×1 ●アナログ出力:DVD/CD RCA×1、XLR×1(フロント2ch)、SACD RCA×1、XLR×1、パラレルインターフェイス出力端子 ●消費電力:50W(電気用品安全法による規定) ●外形寸法:467W×187H×420D mm ●質量:20.0kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

音離れがとてもよく緻密な音が楽しめる

複合型プレーヤーの代表格となる本機。一般にこうしたタイプはCD再生で何か充足しないことが多いのだが、このDU-10においては心配無用。CD特化型と比較しても優るとも劣らないクオリティを持つ。CDはFE-DACモードで聴く。

弦楽合奏は高い密度でほのかに明るいが低域分がしっかりしているので安定。高い分解能。現代ピアノもウェルバランス。緻密な一音一音が聴ける。音離れがとてもいい。フォルテピアノは明るい。右手方向はブリリアントな傾向。声楽も高密度。雑味がなく子音などに強調感はまったくない。伴奏ピアノも右手を中心に明るく展開。リコーダーやトライアングルもにごりがなく存在感がある。高い透明度。低域方向もどっしりとしてたくましさがある。たくましさはFE-DACよりも本機標準DACの方がある。標準DACかFE-DACかは好みの問題。いずれも微少レベル再現性を含めて優秀。

SACDの2ch出力は標準出力端子からも取り出せる。しかし、DSD方式のポテンシャルを100%引き出すには専用出力端子からが理想。ここでは専用出力端子で聴く。XLR、RCAの相方をチェックした。S/N感、バランスと共にSACDのクオリティとしては最高級である。RCA、XLRのどちらがいいかといえばXLR。ニュアンスは高域方向、音場感において異なるが好みで選択して良い。グレン・グールドのオリジナル共通のCD、SACD盤の比較もまったくみごとに差違を出す。当たり前だが、その当たり前のことをきちんと処理しているところがよいのだ。

(text:藤岡誠)