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PM-14SA ver.2

MARANTZ
PM-14SA ver.2

¥230,000(税抜)

発売:2002年9月下旬
このモデルは生産を完了しています
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緻密で明快なタッチに力強さも加わる

【SPEC】
●定格出力:8Ω負荷 100W×2、6Ω負荷 160W×2、4Ω負荷 200W×2 ●入力感度/入力インピーダンス:PHONO(MC) 270μV/100Ω、PHONO(MM) 2.4mV/47Ω、HIGH LEVEL 250mV/20kΩ、
MAIN IN 2.0V/22kΩ ●出力電圧/出力インピーダンス:PRE OUT 2.0V/250Ω ●S/N比:PHONO(MC) 76dB、PHONO(MM) 90dB、HIGH LEVEL 115dB ●入力端子:ライン×4、バランス×1、テープ系×2、フォノ×1、メインイン×1 ●出力端子:プリアウト×1、テープ系×2、スピーカー×2、ヘッドフォン×1 ●外形寸法:458W×166H×464Dmm ●質量:23.0kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

オーディオの面白さを改めて教えてくれる

SC-7S1/MA-9S1で開発された高速化技術アブソリュートSAテクノロジーを継承してリファイン。ブルーに輝くウォームアップメーターがその象徴と言える。

14SAは明快なタッチにさらに力強さが加わっている。S/Nがよく背景が静寂。ベースの把握が強く、弾みのいい低音を描き出す。ボーイソプラノも音の実在感が高く、声楽も表情の彫りが深い。

SACDは音楽の陰影が立体的に描かれ、音楽的な表現力の高さを表している。本来のレンジの広さとS/Nの高さに加えて、音楽的な表現力の深さを備えている。

ただきれいで正確なだけの音ではなく、音楽の表情を生き生きと再現する。ちょっとした音の立ち上がりに勢いがあり、それが音楽の陰影を強め彫りの深い表現を可能にしている。音楽が生きているという印象である。

ハイエンドエントリー的な鳴らし方が楽しめる。音楽のジャンルを問わず幅広い対応力を活かすことができそうだ。ケーブルやアクセサリーにも留意しながら、再現性を深めていくとオーディオ的な楽しさが満喫できるだろう。

これからハイエンドに向かっていこうというユーザーにとっても恰好の足がかりと言っていい。これだけのグレードの音を聴くと必ず何かしたくなるのがオーディオなのである。

(text:井上千岳)