優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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Carpenters With The Royal Philharmonic Orchestra

Carpenters ポップス FLAC
192kHz/24bit 96kHz/24bit
レーベル:A&M 配信サイト:e-onkyo music

■高橋 敦レビュー
リチャード・カーペンター氏によるカーペンターズサウンドのリニューアル的な試みはシンプルなリマスタリングを含めてこれまでにも幾度かあり、そのどれもが当時の鮮度とその時々の解釈と技術を共に生かした見事なものだった。そして今回のこれは題名の通りにオーケストラサウンドを加えてのリニューアルだが、オーケストラサウンドへというだけでも大きな変化だというのに実際に聴くとそれだけの話ではなく、さらに大きな試みまでが含まれている、見逃せない作品だ。というのもこのアルバムを通して聴くと、「ヒット曲のそれぞれをリニューアルした作品集」という印象には全くならない。それよりも例えば「ヒット曲を一度に一つの流れとして披露したウィズ・オーケストラライブ」の音源を聴いたかのような印象になるのだ。冒頭「Overture」「Yesterday Once More」「Hurting Each Other」の曲間なしで繋がるアレンジなどは特に顕著で、この流れでその架空のホールの観客のすべてが一気にそこに引き込まれる様子さえ浮かぶほど。制作側ではなく筆者側の解釈になるが、これはカーペンターズの新たなスタジオ作品ではなく、新たなライブ作品を生み出すという試みなのでは?と思わされている。ベースやドラムスの感触はやはり明らかに当時のものであり現代的ではないのだが、それを現代のオーケストラ録音と違和感なく溶け合わせているミックスも驚異的。様々な観点から聴いてみてほしい作品だ。
(FLAC 192kHz/24bitにて試聴)

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