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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
Californication
Red Hot Chili Peppers ロック 無 FLAC192kHz/24bit
レーベル：Warner Bros. 配信サイト：e-onkyo music
■高橋敦レビュー
その後しばらくのレッチリの音楽性を主導していくことになるジョン・フルシアンテ氏の復帰作。ブランクの影響もあったのかもしれないが、削ぎ落とされたギタープレイはバンドに新たな深みを与え、以降につながる深化を促した。一方この作品はその音作りで発売当時から物議を醸している作品でもあり、一般論的な高音質作品ではない。しかしダイナミクスも帯域もレンジを狭めたことで音楽的なダイナミクスやフォーカス、音色やフレージングの振り幅はより迫真というか拡大されているとも感じる。意図的にこの音にしたのであればこれもありだろう。ただしその方向性のCDとして完成度の高い音だからこそ、ハイレゾでも大きな違いまでは現れない。CD版をお持ちの方は無理には買い足さなくてよいかと思う。しかし本作をこれから購入するならハイレゾにしない理由もない。
総合点
9.1点
低域の伸び9.0点
高域の伸び9.1点
セパレーション9.1点
ディテール9.2点
透明感9.0点
空気感9.1点
質感9.2点
静寂感9.0点
残響
奥行き
音像
アタック
