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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
Contralto
ナタリー・シュトゥッツマン クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル：Warner Classics 配信サイト：e-onkyo music
■山之内 正レビュー
バロックオペラを代表するヘンデルやヴィヴァルディの作品を現代の舞台で上演する際は主役級の重要な役をカウンターテナーが担うことが多いが、声の質としては音域の近いコントラルト（アルト）の方が近く、作曲当時にカストラートを想定して書かれた役を演じるにはカウンターテナーよりも適している。このシュトゥッツマンの録音はその考えを実証するアルバムであり、タイトルもずばり「コントラルト」と名付けられた。発音に無理がないこともあり、落ち着きのなかに意志の強さを秘めたような曲では劇的効果が高まって深い感動を誘う。ピリオドオーケストラ「オルフェオ55」の起伏の大きな演奏も聴きどころだ。
（FLAC 96/24にて試聴）
総合点
9.3点
低域の伸び9.3点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.2点
ディテール9.3点
透明感9.3点
空気感9.4点
質感9.3点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック
