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8機種を編集部員がレビュー

いま注目のモデルはこれだ!ヘッドホンアンプ付きUSB DAC一斉テスト

2010/07/15 ファイル・ウェブ編集部
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■STYLEAUDIO CARAT-RUBY2 ¥OPEN(直販サイト価格24,800円)
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STYLEAUDIO CARAT-RUBY2

CARAT-RUBY2の接続端子部
DACやオペアンプにバーブラウン、シーラスロジック、TIの高音質キーデバイスを採用したヘッドホンアンプ内蔵USB DAC。オーディオ出力を左右チャンネルあたり各3個、計6個のオペアンプを使用し、HEXAD方式の左右分離ツインモノ構成で設計したことにより、音質のグレードアップを図っている。光デジタル経由は最大192kHz/24bit、USB経由は最大96kHz/24bitの入力に対応する。三洋のOS-CON、WIMAのコンデンサー、米ヴィシェイデールの抵抗、温度補償型水晶発振器TCXOなど、他にも惜しみなく高品位な回路やパーツを投入。底面には銅製スパイクを採用し、振動対策も施している。

【SPEC】●入力端子:USB、デジタル光 ●出力:RCA、ヘッドホン ●問い合わせ先:zionoteサポートセンター TEL/050-5532-3201


■山本
音のバランス、解像度、厚みともにハイレベル。特にクラシックピアノの演奏は晴らしが良く、音の粒立ちもはっきりとしていて、音符の一つ一つまで聴き応えがある。オーケストラの演奏も音が混じり合ってしまうことがなく、ホールの全景が目の前に広がるようだ。

Lady Gagaでは、ベースの音は軽やかながら足腰がしっかりとしていて、体の芯から音が伝わってくる。音数の多いパートも濁らずに複雑なメロディとコーラスのレイヤーを描き分ける。Michael Jacksonはドラムスの高域がキレまくる。ベース、エレキのカッティングなど、リズム感も心地よい。トリッキーなボーカルプレイを細やかに再現する。Ann Sallyはボーカルが艶やかに輝き、スキャットのフレーズが流麗。ブレスの息づかいも間近に感じられる。ホーン系の音色はさわやかで晴れ渡っている。キリッと引き締まった早朝の空気のような清涼感が漂うサウンドだ。Prefume『Baby Cruising Love』も聴いてみたが、打ち込み音源の上下左右へ広がる立体感の表現も巧みだ。ライブ系のサウンドにも強みを発揮してくれそうだ。

■小澤
ほどよく厚みがあり、ツヤとハリのある感触の良い音が特徴。ピアノの鍵盤を叩くタッチが分かるような感覚が伝わってくる、高い描写力が魅力だ。低音をことさら強調するわけではないが、しっかりとエッジが立っているので満足できる量感が得られる。相対性理論のベースは粒立ちが良く楽しめた。ショパンはピアニッシモの響きがとても美しい。シェーンベルクでは各楽器がしっかり定位して空間の広がりを感じられる。


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