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注目モデルテストレポート

同軸ユニットと思えない 動きの明快な低音の表情

文/林正儀プロフィール

製品写真

新開発130mm同軸ドライバー搭載 SERIES 8のブックシェルフスピーカー

2ウェイブックシェルフのS-81B-LRは新しい「SERIES 8」のリア用という位置づけだが、もちろん単体の2chでも通用する高いパフ2ォーマンが魅力的だ。

構成は130mmの同軸ドライバー1本というこれ以上ないシンプルなもので、このユニットはトールボーイのS-81やセンターのS-81Cとも共用。SERIES 8専用設計であり、ウーファーはアラミドカーボン複合振動板に、独自のLDMC磁気回路を採用。その中央にチタンドームの高域ユニットを配している。EXシリーズのノウハウを注入した高性能なユニットを、十分な強度を持つラウンド型エンクージャーに納め、欧州デザインにて品位よく仕上げているのだ。

するりと抜け出すような、すっきりとした鳴り方である。高域端までピーンと伸び、女性アカペラの『Aura』は本当に清々しい。一人一人の声の質感が素直で、当然ながら定位はピンポイント。『ヘイリー』の透明で繊細なピュアボイス延長にも癒される。バックのコーラスやオケとの掛け合い、盛り上がりもなかなかダイナミックだ。ジャズは『ハンコック』などの、繊細な傾向の曲がマッチするだろう。ベースやドラムなど、豊かでパンチ力があり、動きの明快な低音サイドの表情もシングルスピーカーとは思えない。

想定されるのはS-81とのコンビだが、『オペラ座の怪人』の雑踏の細々したサラウンド音や、オルガンのSEもエネルギッシュに再現しており、繋がりもスムーズ。まったく不満のないベストカップルだろう。

<この製品の情報は「AVレビュー」2009年2月号にも掲載されています>

スペック

●形式:位相反転式ブックシェルフ型 ●構成:2ウェイ方式 ●ウーファー:13 cm コーン型 ●トゥイーター:同軸2.5 cm ドーム型 ●インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:40 Hz 〜 50 kHz ●出力音圧レベル:84.5 dB (2.83 V) ●最大入力:130 W (JEITA) ●クロスオーバー周波数:2 kHz ●外形寸法:190W×350H×295Dmm ●質量:7.9kg ●問い合わせ:パイオニア(株) TEL/0120-944-222

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