<CES2007:BDA>4つのキーファクターでBDの勝利を宣言 − 各映画会社が今年の発売タイトルを発表

2007年01月09日
Blu-ray Disc Association(BDA)は1月8日午後、ラスベガス市内のVENETIAN/SANDSでプレスカンファレンスを開催した。

4つのキーファクターでBDの勝利を宣言


司会はBDA, US Promotions CommitteeのパイオニアUSA社 Andy Parsons氏
カンファレンスの冒頭では、司会を務めたパイオニアUSAのAndy Parsons氏が、BDが有利であるという理由として4つの条件を解説した。

一つ目が「コンテンツの充実」で、発売済みのタイトルは約180タイトル、7つのハリウッドメジャースタジオからサポートされ、うち5つのスタジオはBDのみで作品をリリースしていることを述べた。

二つ目が「ハードウェアの優位性」で各社から製品が発売されているだけでなく、日本では2006年第4四半期末の時点で次世代ディスクの市場シェア96%を占めていることを述べた。

三つ目が「PS3が存在する優位性」でPS3の出荷台数が2006年末で100万台、80%のユーザーが映画の購入に興味を持ち、75%以上のユーザーが主要の映画再生機器として使う見込みを述べた。

四つ目として「パートナーの要因」を挙げ、ムービー、音楽、ゲーム、エレクトロニクス、PCのサポートが充実による優位を訴えた。

BDタイトル数のグラフ

コンテンツホルダーのサポート


2006年間セールスベスト20作品のサポート状況も解説

ハードウェアの手厚いサポート

ハリウッド映画各社からのアナウンス

このほか、BDに作品をリリースしている主要ベンダー社長からコメントと発売予定タイトルのアナウンスが行われた。それぞれの発言の大まかな流れと主要発売タイトルは以下の通り。

20世紀フォックス

20世紀FOXのMike dunn社長はBDの勝利するセールス予想グラフを解説したのち「BD向けにFOXとMSGの持つ710タイトルをリリースしていく」と積極的な姿勢を見せた。向こう六ヶ月の作品として『マスターアンドコマーダー』『アイ,ロボット』などを挙げた。

20世紀FOX Mike dunn社長

BD販売数の実績と予想を解説

ライオンズゲート

ライオンズゲートのSteave Beeks社長は「ブルーレイは将来の可能性を持った成熟したメディアだ」と述べ来年はインターネットの活用にも言及。現在の10タイトルのラインナップから2月には18タイトル、2007年中には45タイトルと作品を充実させていくことを挙げた。

ライオンズゲート Steave Beeks社長

ライオンズゲートの現行BDタイトル

パラマウント

パラマウントのKelley Avery社長は「アーリーアダプターから支持されたBDをより広い層に向けて展開していく」として、旧タイトルにも新しい特典映像を収録と述べた。2007年の発売予定のタイトルにブラットピット主演の『バベル』などを挙げた。

パラマウント Kelley Avery社長

ソニーピクチャーズ

ソニーピクチャーズエンターテイメントのDavid Bishop社長は「BDの発売はPS3の登場によって700%増加した」と述べ、BDソフトの好調なライナップを強調。2007年1Qに発売する作品の詳細は画面に譲るが、『007/カジノロワイヤル』が同社初のAVCエンコードの作品になることにも注目したい。

ソニーピクチャーズ David Bishop社長

『007/カジノ・ロワイヤル』やアニメ映画『オープン・シーズン』などをリリース予定だ

ワーナー

ワーナーブラザースのRonSanders社長は「昨年は33タイトルをリリースして最多の作品数で2007年はより積極的に展開していく」と述べ、発売予定のタイトルに『The Departed』『父親たちの星条旗』『マトリックス』『オーシャンズ11、12』などを挙げた。

ワーナーブラザース RonSanders社長

ブエナビスタ

ブエナビスタのBobChapek社長は「今年前半には20以上のタイトルを揃えることになる」と述べたのちに50GBディスクとBD-JAVAを使った作品のリリースにも言及した。発売予定タイトルは『カーズ』(夏発売)『パイレーツオブカリビアン1、2』(6月発売)などを挙げた。

(折原一也)

ces2007

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