山之内 正の独「HIGH END 2010」レポート

ELACやDALI、DAVONEが新スピーカーを「HIGH END 2010」で初公開

公開日 2010/05/11 15:03 山之内 正
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今回のHIGH END 2010で初公開されたスピーカーに目を向けると、昨日のレポートで紹介したTANNOYをはじめ、なぜかヨーロッパ北部のブランドの製品が特に充実していることに気付く。もともと有力メーカーが多いという事情もあるだろうが、旺盛な開発意欲は頼もしい限りだ。

デンマークのDALIは人気の高いIKONシリーズをモデルチェンジし、IKON Mk2シリーズとして導入する。センタースピーカー、サブウーファーも含め全8機種の外見を落ち着いたダークな色調に変更したほか、機械的損失を最小に抑えて気流の流れを最適化した新ウーファーユニットを開発し、主に低域の音色と質感の改善を図ったという。完成度の高い中高域ユニットについては、あえて変更を加えていない。

Dali IKON2 Mk2。Mk2シリーズ共通でウーファーを新規に開発している。リボンユニットとドームトゥイーターの組み合わせは従来と同様

ハンドリングの良さで人気の高いIKON6もIKON6 Mk2にリファインされた

再生音はボーカルを含む中低域に温かみのある響きを生かしつつ、オープンでクリアな低音を再現し、現行機種からの確実な進化が感じられた。

ELACは日本でも発表済みの180LINEを一斉に公開し、エントリークラスを一気に充実させる方針を明確にした。現時点では日本に紹介されていないBS184などフルラインナップを揃えて公開、主要機種すべてにJET IIIトゥイーターを搭載することで、240 LINEに共通する伸びやかで透明感の高いサウンドを実現している。ステレオ再生はもちろんだが、ホームシアターでも優れたパフォーマンスを発揮してくれそうだ。

フロア型のFS187。ドイツでは3色のカラーバリエーションを用意している

BS182よりもひとまわり大きいBS184(日本未導入)


BS182(ブラック仕様)

150Wのアンプを内蔵するBS243 Active(日本未導入)

デンマークのDAVONEは、独自のデザインとバランスの良い再生音を融合させ、日本でもファンを増やしつつある。そのDAVONEから、初代機とまったく異なる形状の新製品、RAYが登場した。まだ試作段階で価格も未定だが、ユニットは現行機種とは異なる同軸型を搭載。ウーファーはVOLT、トゥイーターはSCANSPEAKと、異なるメーカーのユニットを組み合わせている点がユニークだ。専用スタンドと組み合わせた形状は、グリルを付けた状態ではとてもスピーカーには見えない。発売が楽しみな製品である。

Davone Ray

8インチの同軸型ユニットを搭載

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