Kseries
CDレシーバーR-K801-N ¥65,100(税込)
スピーカーシステムLS-K800 ¥47,250(ペア・税込)
スピーカースタンドSR-K800 ¥25,200(ペア・税込)  


「R-K801-N」と「LS-K800」のセット


オプションのスピーカースタンド「SR-K800」

CD再生に特化し、さらなる高音質化を図った
文/高橋 敦


「音質マイスターエディション」の呼称を冠することとなったシステムステレオ「Kseries」に追加された上位機種。「R-K801-N」はCD一体型レシーバー、「LS-K800」はステレオスピーカーシステム。

R-K801-Nは、基本的には下位機種の素直なグレードアップ版。例えば、プリ部フルデジタル・パワー部ディスクリート差動三段というアンプ構成は下位機種と変わらないが、プリ・パワー間のD/AコンバーターはWolfson社製最上位クラスのものに変更されている。CD一体型故に特に問題となる制振においても、独自形状で振動を抑える「バイブレーションコントロールシャーシ」に加え、本機種ではCDメカ部に「ソリッド・マウント構造」を採用。悪振動のさらなる低減が図られた。

下位機種から引き継がれた機能では、「AUTO ROOM EQ」にも注目したい。ステレオ機器では珍しい、いわゆる自動音質音場補正だ。オーディオ入門層に向けた製品らしい機能である。他、同社製DAPとの操作連携機能の搭載も時流に沿っている。

スピーカーLS-K800も、ラウンド加工が施されたMDFキャビネット、12cmウーファー+2.5cmツイーターといった基本構成は下位機種と同じくするが、アルミダイキャストフレームと多層コーティング振動板を採用した新開発ウーファーユニット、ネットワーク回路にハイエンド向けコンデンサーを採用など、様々な面から強化されている。

組み合わせた音の印象は、まとまりのよい柔らかな音色といったところ。高域・低域の余裕は本格単体機に及ばないが、そこで無理をせず(無粋な音域強調などを行わず)自然に落とし込んである点はさすが。ジャズ・ポップスのボーカル曲は、シンバルやベースが嫌に目立つことのない心地よいバランスで楽しめた。ミニコンポ等からのステップアップでは、確実な音の違い、その驚きを得られるだろう。

【SPEC】
[R-K801-N]
●<アンプ部>●実用最大出力:30W+30W(JEITA 6Ω) ●全高調波歪率:0.003%(1kHz、15W、6Ω)
<CD部>●周波数特性:20Hz〜20kHz(JEITA) ●再生可能ディスク:CD、CD-R、CD-RW(※CD-DAフォーマット)
<チューナー部>●FM受信周波数範囲:76MHz〜90MHz ●AM受信周波数範囲:531kHz〜1629kHz
<電源部・その他>●定格消費電力(電気用品安全法に基づく表示):70W・待機時消費電力:0.2W以下 ●外形寸法:約270W×126H×368Dmm ●質量:約5.8kg

[LS-K800]
●形式:2ウェイバスレフ型・定格インピーダンス:6Ω ●最大入力:80W ●トゥイーター:2.5cmソフトドーム型×1 ●ウーファー:12cm コーン型× 1 ●クロスオーバー周波数:2.5kHz ●定格周波数範囲:48Hz〜30kHz ●出力音圧レベル:84dB/W/m ●外形寸法:約168W× 305H×269Dmm(グリル含む) ●質量:約5.2kg(1本)

【関連リンク】
Phile-webニュース「ケンウッド、「Kseries」の上位機を発売−「音質マイスターエディション」という新呼称も発表」