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ES-9DVD

KENWOOD
ES-9DVD

\OPEN(予想実売価格60,000円前後)

発売:2003年10月中旬
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【SPEC】
<本体部>●実用最大出力:フロント18W+18W/サラウンド6W+6W(JEITA 6オーム) ●定格消費電力:70W ●外形寸法/質量(約):115W×210H×343D mm/5.7kg ●入出力:アナログ音声入力端子×1系統、アナログ音声出力端子×1系統、デジタル音声出力×1、サブウーファープリアウト×1系統 ●映像出力:S端子(S1/S2兼用出力)×1、D1/D2端子×1、コンポジット×1
<スピーカー部>●フロント形式:2WAYスピーカーシステム(ウーファー80mmコーン型、トゥイーター25mmバランスドーム型) / 防磁設計(JEITA) ●サラウンド形式:フルレンジ型(50mmコーン型)/防磁設計(JEITA) ●最大入力:10W ●外形寸法/質量(約):フロント 115W×210H×234D mm/1.9kg(1本)、サラウンド 90W×74H×106.5D mm/0.4kg(1本)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

ニアフィールドを得意とする独自方式モデル

これはチャームでスタイリッシュなケンウッドの薄型DVDプレーヤー。わずか44mmという薄さだ。同社AVアンプのVRS-7100や、スリムな5.1chスピーカーとの組み合わせが推奨される単体のスピーカーだが、軽量(2.3kg)な薄型ボディながら再生クオリティにこだわったあたり、ケンウッドの気概を感じる。

インターレース比で2倍の情報量をもつプログレッシブ回路もそうだし、ふつうならD2端子がせいぜいだろうと思うところ、きちっとRCAコンポーネント端子をつけてきた。JPEG画像再生やMP3、WMAにも対応する、手軽で高性能かつハイCPなプレーヤーである。

映像は80インチほどのスクリーン視聴にも耐えるS/Nと適度なコントラスト感が好印象だ。キレ味や力強さで押し出すタイプではないが、MPEGノイズ等が目立たず暗部、明部ともバランスがよい。また発色が素直で、このクラスにありがちな妙に派手っぽい人工臭さを感じないのもうれいしい。サウンドはポップな感じでリズムの切れがよく、音色は明るい。セリフなど滑らかさよりも発声の勢いの方が優先する印象だ。リモコンも親しみやすい操作感で安心して使える。

(text.小林貢)