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Linc2.5

SUPRA
Linc2.5

¥2,800(税抜)

発売:2006年7月下旬
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価格は1m

【SPEC】●導体:0.1φ高純度無酸素銅320本(錫メッキ処理) ●シールド:オリジナルPCVとPETを介したアルミ箔 ●色:アイスブルー

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

Swordのノウハウが応用され ステージイメージが良好で高S/N

信頼のケーブルブランド「SUPRA」に新しいシリーズが出現した。「Linc」がそれである。従来からの「Classic」を含めて2シリーズがここに展開され、「Sword」と共に消費者の選択肢が拡大されることになった。

Lincシリーズは現時点で2品種の展開。「Linc2.5」と「Linc4.0」がそれで、いずれも店頭で切り売りされる。定尺物と違い、必要長だけ購入できるので合理的かつ経済的だ。また、導体の一本一本に錫メッキが施されているため、Yラグやバナナプラグなどの端末処理をしなくても無酸素銅(OFC)の導体が酸化しないのもメリットのひとつといえよう。

Linc2.5は従来からのClassicシリーズと違ってSwordのノウハウが応用されたシールドタイプ。シールドはアルミ箔が採用され、導体は φ0.1mmOFC×320本。ショートインピッチ撚り線構造として低インクダンス化を果たしている。ドレインワイヤーを持っているため、これをアンプ側のアース端子あるいはシャーシ電位のところに接続すれば各種ノイズからガードされることになる。プラスマイナスの識別は導体外皮が赤と黒だから誤配線することはまずあるまい。

Linc4.0は2.5の導体本数を511本としたタイプ。つまり導体本数の増量による直流抵抗値の違いということになる。

両ケーブルともSwordに比べてぐんと格安だが、音域にうねりが生じないという点で高く評価する。ステージイメージ(定位と音場)はすこぶる良好で高 S/N感がある。差異を挙げれば、Linc4.0の方が低域方向のゆとりと制動力が高く、中域から高域方向の音の溶け込みが自然である。使い分けとしてはケーブル長が短い場合はLinc2.5で十分であり、3m、4mと長くなる場合はLinc4.0が効果を発揮することになる。

(text:藤岡誠)