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PM-15S1

MARANTZ
PM-15S1

¥150,000(税抜)

発売:2005年3月下旬
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ニュープレミアムデザインの新スタンダードプリメインアンプ

オーディオ銘機賞2006 ≪銅賞≫受賞モデル

オーディオ銘機賞2006 ≪プリメインアンプ部門賞≫受賞モデル

【SPEC】
●定格出力(20Hz〜20kHz両ch同時駆動):90W+90W(8Ω)、140W+140W(4Ω) ●全高調波歪率(20Hz〜20kHz両ch同時駆動、8Ω負荷):0.05% ●周波数特性(CD、1W、8Ω負荷):5Hz〜100kHz±3dB ●ダンピングファクター(8Ω負荷、20Hz〜20kHz):100 ●入力感度/入力インピーダンス:PHONO(MC)→300uV/100Ω、PHONO(MM)→3.2mV/47kΩ、CD/LINE/RECORDER→240mV/20kΩ ●SN比(IHF Aネットワーク、1W、8Ω負荷):LINE→92dB(500mV入力)、PHONO(MC)→76dB(0.5mV入力)、PHONO(MM)→86dB(5mV入力) ●出力電圧/出力インピーダンス:PRE OUT→1.7V/330Ω ●PHONO最大許容入力(1kHz):MC→15mV、MM→150mV ●RIAA偏差(20Hz〜20kHz):±0.5dB ●トーンコントロール:BASS(50Hz)→±10dB、TREBLE(20kHz)→±10dB ●入力端子:ライン→3系統、テープ系→2系統、フォノ→1系統 ●出力端子:プリアウト→1系統、テープ系→2系統、スピーカー→1系統、ヘッドフォン→1系統 ●電源電圧:AC100V、50/60Hz ●消費電力:220W(90W×2/8Ω負荷時)、550W(140W×2/4Ω負荷時) ●外形寸法(本体):440W×123H×444Dmm ●質量(本体):18.0kg ●付属品:リモコン、着脱式ACケーブル、アナログ接続コード  

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

気品とゴージャスさを醸し出す「ニュープレミアムデザイン」は、最高級のPM-11S1譲りである。その血統を受け継ぎつつ15万円(税抜き)というプライスに抑えたのが魅力のポイント。同じラインのCD/SACDプレーヤーSA-15S1と対で組めば、マランツの新スタンダードサウンドが堪能できるわけだ。

最大のポイントはHDAM(R)の最新バージョンであるHDAM(R)SA2の搭載だが、電流帰還型のハイスピードアンプをもつプリ部と、独自の2アンプ構成で瞬時電流供給能力をこれまでの2倍に高めた強力なパワーアンプブロック(90W× 2ch/8Ω負荷時)。電源部も15000μFの大容量キャパシターを投入し、また1.2ミリ厚の鋼板を採用した底部にスピーカー端子はWBT社製などなど、妥協のない設計が光る。

LAPTトランジスターらしいダイナミックにしてしなやかな音調だ。ノイズマージンがきれいにひらけ、音のステージがすっきりと見通せると同時に、ハイスピードで瞬敏なレスポンスをもつアンプにだけ許されるキレとヌケのよさを実感する。ほのかに体温感をもつ声楽の初々しい響きや、管弦楽のぶ厚いハーモニーも聞き所だが、一方ジャズ系のソースではベースのピッキングやドラムのエッジを生々しく描写するのだ。タイトで弾力の効いた低音のインパクトは相当なもの。このキレ込みと気迫あふれるサウンドは、ミドルクラスアンプではめったに聴けない。

(Text.林正儀)