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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第237回】

悪魔将軍級の輝きと硬度!チタン筐体&ダイヤモンド振動板イヤホン「TFZ No.3 Ti」レビュー

公開日 2019/08/31 07:00 高橋 敦
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TFZ最新モデル「No.3 Ti」レビュー。この輝きと素材感はまさにあのお方…!

中国深セン市にて2015年に設立の新鋭イヤホンブランド、TFZ。独自開発ダイナミック型ドライバーのキレ味鋭いサウンドをブランドの持ち味として磨き上げつつ、世代を重ねるごとに全体的なクオリティも着実に向上。いまやダークホースではなく、普通に各価格帯の製品選びの選択肢に入ってくるようになったブランドだ。

そのTFZの最新モデルがこちら、TFZ「No.3 Ti」!現在の実売価格は4万4800円(税込)程度。

見事な鏡面仕上げのチタンハウジング!

映り込みを回避しての撮影が難しいレベル

モデル名には「Ti」の文字、そしてこの輝く外観……
もうお分かりだろう。当連載の大好物である「チタン」採用モデルだ。この春に発売された「No.3」をベースに、ハウジングを鏡面仕上げのチタン合金製に変更するなどのアップグレードが施されている。

No.3と同様に搭載ドライバーは同社独自の「第三世代ダブルマグネティックサーキットダイヤモンドドライバー」だ。その振動板素材には、コーティングなのか何なのか、使い方は明示されていないが、高い硬度を誇るダイヤモンドが用いられている。

白銀の輝き……そしてダイヤモンドの硬度……
その有様、まさに悪魔将軍の如し!キン肉スグルも悪夢にうなされるレベル!
……何言ってるか分からないという方は「言葉の意味は分からんがとにかくすごいヤバさだ!」とでも感じておいてほしい。とにかくこのNo.3 Ti、アラフォー男子としては熱く紹介せずにはいられない“ヤバさ”をビンビンに感じさせるイヤホンなのだ。

圧倒的な貫禄と造形美!

その最大の特徴、ベースモデルの無印No.3からの最大の変更点は、もちろんチタン合金製ハウジング。メーカーいわく「音質面の向上だけでなく、鏡面仕上げの高級感ある美しさを提供」だ。音質面については後ほど確認するとして、まずはその美しさその輝きに目を奪われる。

もうひとつの大きな変更点は8芯銀コートOFCケーブル。もちろん音質面からの採用だが、こちらの美しさも印象的。迫力の太さと編み上げによって、クリアシースから透けて見える銀コート導体の輝きが一段と際立っている。

ステム周りなど細部の仕上げも見事。装着感も問題なし

極太だが実は超人硬度ゼロ!スネーク・ボディ!的なしなやかさも備えるケーブル

機能性の面にも抜かりはない。当然のごとくリケーブル端子を装備。形式はMMCXと並んで一般的な2pin型なのでリケーブルの選択肢も広い。

イヤーピースもいい感じだ。「傘高&中口径」と「傘低&大口径」の2タイプを付属。このおかげで装着感と音調、どちらの調整幅もぐっと増している。なお「再生周波数:5Hz〜40kHz」など数値上のスペックは無印No.3と同様だ。

ごく一般的な2pinタイプのリケーブル端子

傘高の異なる2種類のシリコンイヤーピースの各SMLサイズが付属

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