新製品BV-R130Hは従来の有機タイプのディスクと何が違うのか。実は従来製品と比較し、ポリカーボネート以外の仕様を全て変更している。新しくなった仕様の詳細を確認していこう。
BV-R130Hは、設計の原理的な部分にまで変更が加えられている。まず色素だが、従来とは異なる新規開発の素材を採用している。
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| BV-R130Hの記録面。(写真はクリックで拡大) |
一般に光ディスクにデータを書き込む際には、ドライブから記録面にレーザー光を照射し、熱で焼く形で記録する。今回BV-R130Hは、レーザー光があてられた際の色素の挙動をゼロから見直しており、光があたった場所だけを反応させて周りには熱が広がらないよう、熱を吸収する分子構造を持つ材料を開発した。
この新規開発色素は、 データ記録の際、書き込んだ箇所の屈折率を変化させることでデータを記録する「屈折率変化型」と呼ばれるメカニズムを採用している。
この屈折率変化型による記録方式は、従来のCD-RおよびDVD-Rでも採用されてきた方式だ。実は、これまでのBD-R LTH TYPEの記録形式は従来のCD-R/DVD-Rとは異なり、データの書き込みにより光を吸収する割合を示す「記録層の光吸収率変化」を変化させることで光を吸収するメカニズムを採用している。
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| BV-R130H(左)と、従来の4倍速対応BD-R LTH TYPE「BV-R130FW」(右)の記録面。(写真はクリックで拡大) |
BV-R130Hに採用された屈折率変化型は、記録層の吸収率のみを変化させる方法と比較して、記録面全体の明るさが確保できることから、レコーダーやプレーヤーでディスクを再生する際にデータ信号が読み取りやすくなるというメリットがある。ハード機器側との再生互換性向上にも寄与することになるわけだ。また、この新開発色素は従来と比較して価格面での競争率が高く、商品全体のコストパフォーマンス向上にも寄与する可能性を持っている。 |