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3ヶ月特別月間企画“録る・観る・聴く”で北京を楽しむ!
2008年7月「薄型テレビ+レコーダーと楽しむ お手軽!省スペースサラウンド」
2008年6月「ハイビジョン映像・完全アーカイブ計画」
2008年5月「薄型テレビ春夏モデル“高画質の秘密”」
2008年4月「注目コンパクトスピーカー一斉視聴」
2008年3月「iPodで“いい音”大作戦!」
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2007年12月「最新AVアンプ10モデル一斉試聴」
2007年11月「07年秋のプロジェクター特集」
2007年10月「薄型テレビ・秋の新モデル総力特集」
2007年9月「ハイビジョンビデオカメラ総力特集」
2007年8月「HDオーディオ対応AVアンプ 総力テスト」
2007年7月「薄型テレビと楽しむサラウンド」
2007年6月「プリメインアンプ特集」
2007年5月「スーパークオリティAV特集」
2007年4月「ハイコンポではじめる新オーディオライフ」
2007年3月「ポータブルヘッドホン特集」
これ以前のバックナンバー
月間特集番外編「スポーツイベントをホームシアターで楽しもう」

パネル構造を変え暗部表現が飛躍的に向上

HITACHI“Wooo”02シリーズ
P50-XR02 ¥OPEN (予想実売価格50万円前後)
P50-HR02 ¥OPEN (予想実売価格36万円前後)
P42-HR02 ¥OPEN (予想実売価格26万円前後)
※型番クリックで製品データベースへジャンプ
プロフィール

EPGは8局同時表示対応、子画面表示対応の新デザインに変更
日立のプラズマ“Wooo”の新ラインナップ“02シリーズ”が登場した。本体に250GBのHDDを内蔵しており、購入したそのままの状態でテレビ録画に対応。さらにXCodeHD技術により、HD画質のまま内蔵HDDにデジタル放送を約50時間録画できる。リムーバブルHDDのiVDR-Sを差し込める“iVポケット"も備える。EPGはリニューアルされ、"裏番組チェック"による番組情報の確認ができるようになったことも新しい。

"Woooリンク"機能によって、HDMI経由の基本のコントロールはもちろん、見ている番組をレコーダーに直接録画したり、シアターラックのサラウンドモードをテレビ情報連動で切り替えたり、テレビのリモコンでレコーダーを直接操作することなども行える。また、最上位のP50-XR02はテレビ本体にスイーベル機能を搭載し、リモコン操作で画面の向きを変えられることも便利なポイントだ。

 

メーカー担当者に聞く“高画質化の秘密”

2008年夏の薄型テレビのなかで、日立のプラズマテレビ「P50-XR02」ほど前モデルからイメージを変えたモデルはない。従来の日立のプラズマWoooシリーズは、高輝度を稼げる独自のALISパネルの強みを活かした画作りを行ってきたが、この夏のXR02シリーズではプラズマの原点に返り、黒の締まりで勝負する新モデルを投入してきた。

■「新プラズマ1080フルHDブラックパネル」でコントラスト比30,000対1を達成

今回の新プラズマ“Wooo”最大の特徴は、大幅に進化した画質だ。P50-XR02が搭載した「新プラズマ1080フルHDブラックパネル」は、従来の明るさ重視から黒を引き締める方向へと大きく舵を切り、見違えるほどの進化を遂げた。

今回採用した新パネルは、その構造が従来のものとは大きく異なる。従来、同社の採用してきたパネルは「ALIS方式」と呼ばれるもので、縦方向に長いリブを横方向交互に発光させ、明るさを稼ぐことに特化した構造となっていた。これに対して新パネルは、セルの一つ一つを独立させたボックスリブ構造を採用。また、「金属の黒い帯を入れることで、外光反射を3割軽減した」という新構造、さらに全画素を同時に発光させるプログレッシブ方式の採用といった変更により、コントラスト比30,000対1もの数値を達成した。

 
ストレートリブからボックスリブにセル構造を変更。これにより光漏れが大幅に低減した   P50-XR02の画質をチェックする折原氏

この新パネルにより実現した映像も、従来のものとは大きく異なる。

「従来は明るすぎて黒が出ないという弱点があったので、今回は本格的に黒を出そうと取り組みました。今回は輝度ピークも若干下げていまして、つまり黒方向を沈めることで30,000対1を実現しました」(鈴木氏)

あくまでも黒色方向を引き締めていく。プラズマテレビだからこそできる暗部の低輝度化に取り組んだ結果、P50-XR02では30,000対1という業界最高水準のスペックに並んだ。パネル作りの方向性といい、画質の思想といい、今までのモデルとはひと味違っていることが分かるだろう。


■コントラスト比を活かして映像モードも最適化

実際の映像のチューニングも、今回新たに締まった黒を手に入れたことで方向性を変えている。映画向けのモード“シネマティック”は、「他のモードとはまったく違うモニター風の映像にしています」と、新パネルの性能を引き出すことを念頭においた。

「『スタンダード』モードは店頭で用いる『スーパー』モードの思想を受け継いでいるもので、店頭での比較で我々の画質を選んだ人に使ってもらえればと思います。『リビング』では、さらに明るめの部屋でも使える設定にしています」(鈴木氏)。

映画を楽しむための本格的な映像にもチャレンジしながら、従来からの画作りも継承する。黒が締まった新パネルによって「同じ『スーパー』モードでも、黒が沈むことでメリハリのある映像を作れるようになった」という。ポテンシャルの高いパネルの登場は、画質の面からも幅広い楽しみ方を許容するという好例だろう。


■「シネマスキャン」も搭載してシアター志向も強化

なめらかシネマとシネマスキャンを両搭載

今回のP50-XR02の本格志向を象徴する、もう一つの新機軸の機能に「シネマスキャン」がある。これは映画など24フレームで収録されたBDソフトの映像を、等倍で表示するものだ。

同社には、フレーム間の映像を新たに生成する「なめらかシネマ」も存在するが、「シネマスキャン」は各フレームを4回繰り返し表示し、96フレームで表示することで、あくまでも映画本来の質感表現を目指している。

明るく鮮やかな映像のみならず、黒の締まりまで手に入れた“Wooo”XR02シリーズ。テレビは画質本意で選ぶというユーザーにとっても、検討の候補にすべき製品と言える。

 

画質インプレッション
大きく画作りの方向性を変えてきた新モデル、P50-XR02。黒の締まりを追求して完成した新パネルにより、黒浮きは暗室で視聴してもほぼ気にならないレベルにまで抑えられた。シネマティックの設定は映画ならではの質感が出る、色温度を抑えた映像で、精細感としっとりとした階調の立ち上がりを楽しませてくれる。明るい部屋向けの設定でも、深い黒から明るい部分まで克明に描き出す映像は、一見の価値がある。

 

取材にご協力いただいた方
(株)日立製作所 コンシューマ事業グループ
デジタルコンシューマ事業部 商品企画本部 戦略部 技師
鈴木 宏幸
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