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2019/10/11

音質は期待通り、完成度はそれ以上。Noble Audio初の完全ワイヤレス「FALCON」ハンズオン

【特別企画】“質”にこだわるブランドの注目機
編集部:成藤 正宣
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9月27日、クラウドファンディングサイト「Makuake」に登場した、イヤホンブランド・Noble Audioが初めて手掛ける完全ワイヤレスイヤホン「FALCON」。開始翌日には早くも目標金額の500,000円を達成。終了まであと3日を残すのみとなった本日10月11日の時点で、支援額は目標の実に10倍、5,000,000円を突破するほどの人気ぶりだ。

Noble Audio「FALCON」(一般販売時の予想実売価格:16,800円前後)

Noble Audioの魅力のひとつは、創設者ジョン・モールトン氏のデザイン&チューニングセンスだろう。これまで世に送り出してきた製品からは、精密加工アルミニウムや最先端素材を用いて複雑な紋様をえがくハウジング、聴覚に関する医学的専門知識をバックボーンにしたチューニングなど、とにかく “質” にこだわる姿勢が垣間見える。

そんなNoble Audioが、どちらかといえば利便性重視、音楽をより気軽にカジュアルに聴かせる完全ワイヤレスイヤホンに着手したというのだから、注目を浴びるのも自然なことかもしれない。

完全ワイヤレスイヤホン市場も成熟が進み、特にFALCONが属する1万円台後半クラスには、音質、デザイン、機能性、装着感、それぞれ一家言ある競合モデルがすでにひしめいている。そこに加わるFALCONは、どのように “質” を磨き上げて挑戦するのか。すこし紹介したい。

長いノズルと特製イヤーピースで、耳の奥までグッと捉える装着感

FALCON本体を見てまず気づくのが、ノズルの長さ。実際、完全ワイヤレスイヤホン基準ではかなり長く、そして細めの部類といえる。装着時には耳の入り口で留めるのではなく、奥の方までグッと押し込むことになる。

人間工学に基づいたデザインで、完全ワイヤレスイヤホンとしてはノズルが長い

そこに組み合わせる付属イヤーピースがePro Audio「Horn-Shaped Tips」だ。耐久性に優れた炭素系の素材・グラフェンを混ぜ込んだユニークなイヤーピースで、表面の質感はしっとりしなやか、耳への当たりも優しい。一般的なイヤーピースより音の鮮明さを高めるというチューニング上の役目も兼ねている。なお、FALCONに付属するHorn-Shaped Tipsは、現在市販されているモデルとは異なる、完全ワイヤレスイヤホン用に調整されたショートモデルだ。

FALCONの付属イヤーピース「Horn-Shaped Tips」。現在市販されているものと異なる完全ワイヤレス向けバージョンだ

細く長いノズルと、しっとりしなやかなイヤーピース。2つを組み合わせることで、耳の奥をガッチリとグリップする、強力なフィット感が生まれる。おりしも、装着中の完全ワイヤレスイヤホンを駅のホームや線路に落とす事例が増えているというなか、FALCONのフィット感は頼もしいはず。これまで完全ワイヤレスイヤホンを幾つも試してみたが、いまいちフィッティングがしっくりこない……そういう人にこそ試してもらいたい装着感だ。

現在市販されている、一般イヤホン向け「Horn-Shaped Tips」(奥)との比較。高さが切りつめられ、傘の広がりもやや強い

ちなみに、FALCONには片耳だけ落として紛失しても、8,000円(税抜)で新品のペアと取り替えてもらえる「紛失安心保証サービス」が用意されている。完全ワイヤレスイヤホンの扱いに馴れないうちに “万が一” が起きたとしても、心と財布へのショックはある程度和らぐだろう。

あえての押しボタン式で確実な操作。完全防水で水場も平気

FALCONのフェイスプレートは、完全ワイヤレスイヤホンらしくコントロールボタンになっている。押す回数と長さ、イヤホンの左右でそれぞれ異なる機能が割り当てられ、FALCON本体だけで、音楽の再生/停止、曲送り/戻し、音量の上下、着信応対、SiriやGoogleアシスタントの起動と、スマホで多用する基本操作を網羅する。

同心円状の溝とブランドロゴの入ったボタン部。有線イヤホンとも共通点のあるデザインだ

コントロールボタンの仕組みは、最近だと触れるだけで反応するタッチ式のモデルも増えているが、FALCONが採用するのは “カチッ” と鳴るまで指で押し込んで作動させるメカニカルな押しボタン式だ。

次ページ完全ワイヤレスの重要要素、接続性と音質もチェック

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