• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/02/09 08:00

ついに完全ワイヤレスイヤホンはここまで来た! AVIOT「TE-D01d」は接続性も音質も常識破りだ

【特別企画】コスパの高さが凄まじい
折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
昨年11月に登場したAVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01b」は、発売されてすぐに好評価を集めた “2018年最後の本命完全ワイヤレスイヤホン” だが、2019年に入って早速、また注目すべきモデルがリリースされた。それが「TE-D01d」だ。

「TE-D01d」

なぜTE-D01dに注目すべきか。それは、TE-D01bで高い評価を得た全要素を継承し、さらにブラッシュアップされた特徴を備えているためだ。本稿ではそれらの特徴に触れつつ、サウンドをレビューしたい。

評価の高かった接続性をさらに向上、デザインも一新

先行モデルTE-D01bと同様に完全ワイヤレスの弱点である接続性を劇的に改善する米クアルコム社の最新チップ “QCC3026” を採用した上で、培ったノウハウを活かしてアンテナの配置や配線の最適化し接続安定性を向上。

サウンドチューニングは日本人向けの “Japan Tuned” を継承した上で、従来以上に素性が良いものを厳選したグラフェンドライバー採用で高音質化。バッテリー駆動時間も最大9時間と、完全ワイヤレスイヤホンとして業界トップクラスの性能を確保している。細かな要素をみると、防水はIPX7からIPX4になっているが、あとは先行モデルと同等以上のスペックを確保していると呼んで良いだろう。

実際にTE-D01dの実機に触れてみると、ハウジングは完全に新規設計されている。イヤホン本体は片側約4.6g(実測値)で、完全ワイヤレスイヤホンのなかでは中型程度のサイズ。ただ、ダークルージュ/ネイビー/ブラックのカラーリングと光沢感のある仕上げ、そしてボタンを兼ねているゴールドのプレートの質感が素晴らしい。

特にダークルージュのカラーは、映画『アイアンマン』のアイアンアーマーの一部のようにしか見えない。いかにもロバート・ダウニーJrが装着していそうだ。シンプルでもミニマムでもクールでもなく、テーマ性を狙ってデザインして成功している完全ワイヤレスは貴重だ(注:『アイアンマン』っぽいというのは筆者独自の見解です)。

なお、付属の充電ケースも『アイアンマン』を彷彿とさせるデザインで、重量は実測値で約66.2g。手の平に収まるようなサイズの小さな充電ケースだが、約1,800mAhの大容量バッテリー搭載でイヤホン本体と合計で100時間以上の音楽再生が行える。USB出力端子も搭載していて、スマホなどの充電にも対応と機能的にも最上級だ。

コンパクトな充電ケースも本体とデザインを合わせている

左からダークルージュ、ネイビー、ブラック

装着感はイヤーピースS/M/Lサイズと、イヤーウィングS/Mサイズを自由に組み合わせられるスタイル。イヤーウィングはシリコン製で柔らかく耳への負担は小さい。イヤーピースは標準のSサイズでも十分大きいが、耳の形状によってMやLサイズも試してみると良いだろう。

イヤーピースはS/M/Lの3サイズ、イヤーウィングはS/Mの2サイズ×2を付属

ペアリングの操作は、ケースから左右を取り出して、L側のボタンを6秒間長押ししてペアリングすると、自動的に左右が接続される。

イヤホン側のボタン操作は音楽の再生/停止は左右どちらでも1回押しで、曲送り/戻しは右ボタンの2回、3回押し。またTE-D01bでは非対応だった音量操作も対応していて、左ボタンの2回/3回押しが音量上げ/下げに割り当てられてる。TE-D01bモデルの操作性面でのマイナス評価を払拭したと言えよう。

もう一つ、TE-D01dの魅力として是非訴えたいのが、女性声優を起用した日本語ガイダンスの素晴らしさだ。毎日の着用で聞こえてくるボイスは「電源オン」「接続しました」「接続解除しました」と操作で必要なガイド音声なのだが、そこにもしっかりと感情が込められたプロの仕事。イヤホンという無機質なガジェットに潤いをもたらしてくれていると思う。ボイスは所謂 “アニメ声” ではないので、万が一漏れ聞こえても変な目で見られる心配はない。

上述したように強化された接続性については、完全ワイヤレスイヤホンが音切れしまくる都内有数の極悪条件として知られる品川駅構内を歩き回りテスト。iPhoneとの組み合わせでは、なんと一度も音切れはナシ。ただし、同じ品川駅構内でaptXでの接続性を確かめようとAndroid端末で検証してみると、音楽リスニングとして使い物にならない程に音切れした。だが、aptXで音切れした場所で再びiPhoneにペアリングしなおしてしばらく使っても途切れなかったので、極悪条件下ではそのあたりに接続性の限界がありそうだ。

音切れのメッカで接続性を確認

なお、iPhoneとの組み合わせて電車に乗ったり、秋葉原や渋谷や新宿の街中を歩いても接続は安定。耳を手で塞いで電波を遮る検証もしてみても、iPhone(AAC)との組み合わせの安定性は高い。Android端末(aptX)では、他の完全ワイヤレスイヤホンとiPhoneの組み合わせほどの接続性だった。

次ページ完全ワイヤレスイヤホンとして未踏の領域

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ティアック、「REFERENCE 500」シリーズ新製品を「春のヘッドフォン祭 2024」で世界初披露
2 今年のFIIOはヘッドホンが熱い!「FT3/FT3 32ohm/FT5」レビュー&開発スタッフ直撃インタビュー
3 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
4 見られちゃまずいウェブ履歴!強化された「プライベートブラウズ」で秘密を守ろう
5 アップル、新iPad発表イベントを日本時間5月7日23時から開催
6 買取専門店だからこそできる「正しいヴィンテージオーディオの橋渡し」。オーディオランドに話を聞いた
7 AKGブランドが再始動。「春のヘッドフォン祭 2024」で新製品発表会を実施
8 エソテリック渾身のA級プリメイン「F-01」。圧倒的な倍音の豊かさと透明感に秀でる
9 Campfire Audio、6基のBAドライバーを搭載するオールBA型IEM「Fathom」
10 ソニー、4スピーカーで立体音響を実現するシアターシステム「HT-A9M2」。新スピーカーで高音質化
4/25 10:56 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX