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【連載】ガジェットTIPS

引き出しに眠っている「EarPods」の底力を引き出そう

2021/01/18 海上忍
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残念ながらiPhone 12シリーズ以降は見られなくなりましたが、iPhoneには長らく「EarPods」という有線イヤホンが付属していました。初期は純然たる3.5mmミニジャックのイヤホンとして、途中からLightning端子部分に小型DACを内蔵したデジタル接続の「EarPods with Lightning Connector」として、iPhoneユーザには馴染みのある存在です。

そのEarPodsですが、iPhone 12とタイミングを前後して公開された「iOS 14」で新機能が追加されています。EarPods専用ではなく、AirPods ProなどApple製イヤホン/ヘッドホンの多くのモデルを対象とした汎用機能ですが、簡易的ながらもユーザ好みの音にカスタマイズすることが可能になっています。

「EarPods」

使いかたはかんたん。EarPods(のLightning端子)をiPhoneに接続した状態で、「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」→「ヘッドフォン調整」の順に画面を開き、「ヘッドフォン調整」スイッチをONにしましょう。するとオーディオ設定の画面が現れます。

「ヘッドフォン調整」

EarPodsやAirPods Proなど対象製品をiPhoneに接続している場合、画面下部の「サンプルを再生」が青く表示されます。これをタップして音楽が聴こえれば、準備はOKです。

試しに、「サンプルを再生」をタップしてから「バランスの取れたトーン」や「音声の音域」をタップしてみましょう。音楽の中音域や高音域が変化したはずです。よくわからない場合は、画面上部の「カスタムオーディオ設定」をタップし、iPhoneから出される質問に答える形でカスタマイズを進めてみましょう。音質にとことんこだわるための機能ではありませんが、EarPodsの新たな側面を発見できるかもしれませんよ。

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