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オシャレと高音質を叶える究極の一台!?

サングラス型オーディオ「Bose Frames」で楽しむ“冬のファッション”。3モデル着け比べ!

2020/12/29 編集部:川田菜月
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冬はファッションを一番楽しめる季節だと思う。ニットやブーツ、コートとたくさん着込めるからだ。

好きな洋服を着込んだら、小物にもこだわりたいところ。イヤホンやヘッドホンも、コーディネートの一部として選びたいが、もっと手軽にファッション性も音質も兼ね備えた、“究極の一台” はないものか。

あ!
ボーズのサングラス型ウェアラブルオーディオデバイス「Bose Frames」があるじゃん!

サングラス型ウェアラブルオーディオデバイス「Bose Frames」3機種で、冬のサングラスファッションを楽しむ!

ということで今回は、デザインも性能も進化した2020年モデル「Bose Frames Soprano」と、2019年モデルの「Bose Frames Alto」「Bose Frames Rondo」を着け比べ、異なるデザインに合わせてコーディネートを変え、冬のサングラスファッションを楽しんでみた(注:ほぼ音質レビューはありません)。

冬のサングラスファッションを楽しむだけの記事です

Bose Framesは、ボーズ史上最小・最薄・最軽量を謳うスピーカーシステムを搭載した “Bluetoothオーディオサングラス”で、2019年10月に第一弾モデル「Alto」が登場。筆者の知る限りでは、ヒャダインさんやあばれる君さんが装着写真をSNSにアップしたり、サカナクションの山口一郎さんは2019年ベストバイに選出するなど、発売当初から話題となっていた。

「Bose Frames Alto」

同年12月にはラウンドフォルムのRondoが、そして2020年10月にキャッツアイデザインのSopranoが発売され、ラインナップを拡充している。他にも、軽量かつ柔軟で耐久性も高いスポーツ向けモデル「Tempo」も用意されている。

「Bose Frames Rondo」

2020年、キャッツアイデザインに進化した「Bose Frames Soprano」が登場

早速着けてみよう。いずれも、スピーカーシステムを左右のテンプル(つる)部分に搭載している。普通のサングラスと比較すると太めで、少し厚みがあるかたちなので、見た目には着け心地悪そう…と思うかもしれないが、意外と気にならない。

左右のテンプル(つる)部分にスピーカーを搭載

日本人向けに最適化したというその形状もさることながら、「最軽量」というだけあって本当に軽く、全く違和感がないのだ。

Altoはクラシックなスクエアフォルムが特徴。さらっとした手触りのマット仕上げで、スタンダードなデザインはどんなファッションにも合わせやすいだろう。シンプルなコーディネートの中でも、Altoが良いアクセントになってくれるはずだ。

シンプルファッションにもアクセントになるAlto

Rondoは丸っとしたラウンドフォルムで、オールブラックでクールに見えるBose Framesの中でも、最も柔らかい雰囲気があるモデルだ。今回はその「柔らかい印象」に合わせて、クルーネックで茶系の色合いのカーディガンをプラス。女性らしいファッションにも合わせやすそう。

サングラスに合わせて柔らかい印象のカーディガンを追加。女性らしさの演出にもぴったり

キャッツアイ風の大きめレンズが特徴のSopranoは、ハイグロスブラック仕上げが艶やかで、サングラス自体の印象も強い。加えて、若々しい雰囲気もあるように感じたので、強い印象に負けない派手カラーのトレーナーを合わせてみた。

インパクトの強いSopranoに負けないよう、派手カラーで応戦

Sopranoは、特に低音の再現性を大幅に改良したというスピーカーシステムを搭載している。パワーアップしているが、スピーカーシステムが内蔵されたテンプル部分は、ほんのわずかに太くなった程度で、着け心地は変わらない印象だ。

Sopranoはレンズも大きめ

テンプル部分はわずかに太くなったものの、着け心地は従来モデルと大きく変わらない

ただ、質量も若干増えており、さらにハイグロスブラック仕上げとなったことで、ツルッとした質感が、鼻の低い筆者には少しズレやすく感じることも。その点、AltoとRondoはさらっとしたマットな質感で滑りにくく、またレンズの大きさからも前側の重量が軽いのか、ズレが少なく装着できた。

ヒンジ部分はステンレス製で、従来のゴールドではなく本体に近い色となっている。マルチファンクションボタンも黒に変更。これまでテンプル部の下と側面に配置されていたスピーカー穴は、上下に配置するかたちとなった。全体的に「普通のサングラス」感が増しているように感じる。

さらに「普通のサングラス」っぽく使えるデザインになった気がする

最後に、音質についても簡単に紹介しよう。Altoを初めて試した時、想像以上に音質がよくて、イヤホンで聴くのと変わらない感覚に驚いた。クリープハイプ「幽霊失格」を再生して試聴してみると、ボーカルがクリアで心地よく、外の音が聞こえながらも、BGMのような感覚で自然に音楽を楽しむことができた。

そして2020年、新登場したSopranoは、その驚きを超えてきた。2基の16mmスピーカーが内蔵されており、より臨場感たっぷりに音楽を鳴らしてくれる。

2基の16mmスピーカーを内蔵し、特に低音再生能力を大幅に改良したという

先ほど同様に、クリープハイプ「幽霊失格」を同じ音量で再生したのだが、クリアなボーカル再生はそのままに、厚みのある音楽表現で迫力が増している。まるでバンドの演奏を間近に、そして尾崎世界観が近距離で歌ってくれているようで、多幸感たっぷりに満喫できた。「音楽コンテンツをより深く、より詳細に再現できるようになった」というボーズの製品紹介にも納得がいく。

レンズサイズだけじゃない、音質もグレードアップ!サングラスなのに、バンドの熱も感じられる量感あるサウンド。音漏れしづらい設計にもなっているので、気にせず外で使える

他にも、気になる音漏れについては、スピーカーの指向性を高めることで外に音が聞こえにくいよう設計。また最新のマイクシステムを搭載することで、通話時には、風切音やノイズを排除しながら音声をピックアップし、クリアに届けるという。ボーズが培ってきたオーディオ技術がすべて詰まった仕様だ。

ちなみに、テンプル部分にはタッチコントロールが内蔵されていて、指でスライドすると音量調整が行える。やってみると、「これなんか、かっこいいな…!」と、動作一つにもテンションが上がる。ぜひ、さりげない感じで、一度試してみてほしい。

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