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通常モデル「TE-BD21f」は8/9発売開始

“秒速” で完売、買いたくても買えない! ピエール中野コラボ完全ワイヤレス「ピヤホン」が話題沸騰

2019/08/10 編集部:川田菜月
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AVIOTのハイブリッド・トリプルドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21f」。当初、発売を7月31日としていたがその後延期、昨日8月9日から発売開始した。

完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21f」がブラック/シルバー/バイオレット3色とも8月9日から発売スタート

同時に予約発売された、凛として時雨・ピエール中野とコラボレーションした完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21f-pnk」(通称ピヤホン)は、一次・二次予約ともに即完状態で大人気となっている。

凛として時雨・ピエール中野コラボの完全ワイヤレスイヤホン、通称ピヤホンが欲しい!でも全然買えない…!

記者は凛として時雨およびピエール中野さんの純然たるファンであり、ピヤホンをとても楽しみにしてきたのだが、まだ手にしていない。正確に言えば、人気すぎて、手に入れることができない。

「TE-BD21f」「TE-BD21f-pnk(以下ピヤホン)」は、ダイナミックドライバー1基とBAドライバー2基を組み合わせた、世界初(同社調べ)ハイブリッド構成の完全ワイヤレスイヤホン(関連ニュース)。

「TE-BD21f」「TE-BD21f-pnk」は、ハイブリッド・トリプルドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン

TE-BD21fはAVIOTの新フラグシップモデルにあたり、「超低音域から高音域に至るまで美しく鳴らし切る音響設計とチューニング」を行なったとのこと。本機はVGP 2019 SUMMERでライフスタイル大賞にも選ばれており、オーディオ評論家からの評価も高い。

ピヤホンは、ピエール中野さんによる音質チューニングが施され、ハウジングにはロゴを刻印。ブラック×ゴールドの特別カラーを採用し、さらに凛として時雨が主題歌を担当したアニメ『PSYCHO-PASS』に登場する常守朱(cv.花澤香菜)がボイスアナウンスを務めるなど豪華仕様になっている。

ピヤホンのハウジングには一方にAVIOT、もう一方にピエール中野オリジナルのロゴを刻印

ケースも特別カラー&ピエール中野ロゴ入り

ピエール中野さんは通常モデルについて「解像度がすごく高い。楽器の定位感も素晴らしいので、プレイの細かさも伝わってくる」とコメント。一方ピヤホンでは、その音質をベースに「大きく差をつけすぎず、味付け程度に変更した」としており、「低音の欲しい成分を足して、高域は若干柔らかくすることで、聴き心地を少し優しくした。音がこもったりすることはまずないし、どちらのモデルも欲しい!と思ってもらえるようなチューニングにした」と語っている(中野氏スペシャルインタビュー動画より)。

2機種とも、7月22日(月)0:00に予約販売を開始。Amazon、フジヤエービック、eイヤホン、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、バリュートレードECサイト(ヤフー、楽天)などで取り扱いしているものの、数分も経たないうちに(記者の体感では「秒」単位)即完売状態になってしまった。「当初の見通しをはるかに上回る数の予約が予約が殺到した」として、通常モデルの「TE-BD21f」については、上述の通り発売日を延期した。

体感は秒速で完売だった…現在も、まだ購入可能にはなっていない

なお、一次予約で購入できた幸運なユーザーには、ピヤホンは7月31日から順次、通常モデル「TE-BD21f」は新発売日の8月9日までに製品が届けられている。

ピヤホンについては、同日中にAVIOT直販のAmazon製品ページにて二次予約を実施。そのほか、取り扱い店においても順次二次予約を行ったが、こちらも体感では「秒」で完売となった。なお直販の二次予約分は8月中旬から下旬の出荷予定とのことだ。現在は各店舗での試聴展示や、AVIOT主催の試聴会も行われている(詳細はこちら)。

ピエール中野さんは同社の完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01d」も使用しており、TwitterなどのSNSで情報を拡散。その結果、オーディオファンだけでなく、一般のユーザーから、ミュージシャンやエンジニアにまで、多くの人々に情報が広まっていった。その時点から「ピ様モデル出して欲しい!」といった声も多くあり、コラボモデルに繋がったのだと思われる(記者もその声の一人)。

完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01d」もお気に入り

またピヤホンについては、発表時から予約のアナウンス、発売後のアフターケアについてまで、ピエール中野さん自身がTwitter上でこまめに情報をツイート。さらに、発売状況や感想、直接のリプライにも答えたり、問い合わせの多い内容をまとめて回答するなど、丁寧にフォローしているところも、ファンだけでなく様々なユーザーから人気となった一因だろう。

Twitterではピエール中野さんご自身がこまめにフォローアップしてくれている

AVIOTでも情報共有・拡散、また生産体制の強化に努めている。ピヤホンのファーストロットの一部に起きた不具合についても、複数ユーザーから該当製品を預かって早急に原因を特定、順次交換対応や二次予約分への対策も実施(関連ニュース)。またTE-BD21fが8月9日に発売となったこともあり、来週のお盆期間中についても、8月12日(月)はカスタマーセンターを稼働させ、電話やメールともに対応するなど、メーカー側のフォロー体制も手厚い。

なお、ピヤホンは数量限定の生産ではないとしており、「継続的に生産する。三次予約も行う、予定が決まったら順次アナウンスしていく」とのこと。また受注生産を希望する声も多くあるが、現時点では行わず、品質最優先で生産・供給に努めるとしている。

このように大人気となっているピヤホンだが、好きな人のチューニングした音が、必ずしも聴く人の好みに合うとも限らない。ピエール中野さんのファンはもちろん、今回の人気ぶりを見て興味を持った方は、メーカーやピエール中野さんの発信をよくよく確認しながら、ピヤホンやAVIOTの他モデル、さらには最新の他ブランドの製品も含め、実際に試し、自分にフィットするものを選んで欲しい。

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