対応製品がIFAで多数発表

<IFA>Amazon Alexaの日本上陸は近い? 日本にも“スマートスピーカー元年”は来るのか?

編集部:小野佳希
2017年09月06日
各記事でレポートしているように、今回のIFA2017ではオーディオ系メーカー各社からスマートスピーカーの発表が相次いだ。こうなると気になるのが、こうしたスマートスピーカーの根幹となるGoogleアシスタントやAmazon Alexaといった技術が「日本にはいつ上陸するのか?」ということだが、Amazon Alexaに関して少々興味深い取材ができたのでお伝えしたい。

IFA NEXT会場でのAmazon Alexaブース

ヤマハが各製品のAmazon Alexa対応アップデートを発表するなどスマートスピーカー以外でもAlexa関連の話題は多い

それは、前夜祭的なイベント「Show Stoppers」でのことだった。KITSOUNDというブランドがAmazon Alexa対応のスマートスピーカー「VOICE ONE」を出展していたので話を聞いてみると「君はどこから来たんだ? 日本? じゃあ我々の商品ももうすぐ使えるようになるかもしれないよ」と言われたのだ。

KITSOUND「VOICE ONE」

同社のスタッフが言うには「多言語対応のために色々テストしていて、そのテストには日本語も含まれている」のだという。もちろんこのスタッフはAmazon Alexaの展開に関与できる立場ではないため、この言葉だけで判断するわけにはいかないが、サードパーティが日本語対応を検証する段階にあるというのは興味深い。

そのAmazon Alexaが大きなブースを出展する「IFA NEXT」の会場には、日本のスタートアップの雄、CEREVOがAmazon Alexaと連携可能で変形機構を備えたロボット・デスクライト「Lumigent」を参考出展。

CEREVO「Lumigent」。音声操作でスタンドが可動する

Amazon Alexaブースでは様々な対応製品を紹介。Bragiの完全ワイヤレスイヤホン「Dash Pro」もAlexaに対応している

同製品はAmazon Alexaと連携して明るさを変えられるだけでなく、“変形”するというもの。同社スタッフは「まず日本で今年12月に発売し、欧米でもほぼおなじタイミングでローンチすることになるのではないか」という。

そうなるとその頃には日本にAmazon Alexaが日本語対応するのかと思いたくなるが、「Alexa Voice Serviceを搭載したコンセプトモデルであり、現時点ではAlexaに公式に対応しているわけではない」とのこと。「正直、Alexaの展開は我々もまったくわからない」という。

同製品は単体でも(Amazon Alexaと連携せずとも)音声操作が可能なためもしかするとAmazon Alexaには非対応の状態での発売ということもあり得るが、「日本での発売時期がほぼ決まっている製品が(まだ英語だけではあるにせよ)すでにAmazon Alexaにも対応可能な状態にある」という点に期待が膨らむ。

たったふたつの事例に基づく妄想に近い予想だが、日本での“スマートスピーカー元年”は近くなっているのかもしれない。