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ビクタースタジオ・エンジニア名鑑:小島 康太郎氏

公開日 2015/07/31 16:45
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小島 康太郎 氏
ビクタースタジオFLAIR所属マスタリングエンジニア

高校卒業後、イギリス留学。その後録音技術修得の為6年間の渡米。LAのオーシャンウエイ・スタジオに従事し、アメリカのレコーディング事情に精通する。

帰国後、直に体感した“生音"を指針に、メモリーテックにて6年間のマスタリングエンジニアとしてのキャリアを積む。

独特の音創りのスタイルと日本人離れした卓越したセンスを見出され、2000年5月にビクタースタジオへ移籍、同年12月のFLAIR設立の超目玉となる。新規加入に伴い、機器や機材の選定は勿論、部屋自体の設計レイアウトまで自らが担当。部屋にある小物にいたるまで徹底してそのこだわりぶりを発揮。

音楽の原点は本場、当然英語ペラペラ。ジャンルを問わず多くを経験、どこでも高いクオリティーをキープするが、実績が物語るように、特にロック、クラブ・ハウス系では特筆すべき本領を発揮。と思えば、本人曰く、フュージョン・L.Aサウンド系にも造詣が深いとのこと。

ベーシックは体が覚えている、本物の“音"。長期の渡英・米経験に裏打ちされた感覚とサウンドが高い評価を受ける。常に最高の基準を持ってセッションに臨む。
また、クライアントの立場を意識、気配りにも配慮。少なめのバジェットのインディーズ系にも多くの実績とノウハウあり。FLAIRマスタリングの異才。一度はまると抜けられない「魔力」あり。



担当タイトル
SINGS -Bedtime Stories- 〜Selection〜 / 高岡早紀

WAV/FLAC 96kHz/24bit ¥2,700(アルバム)
http://hd-music.info/album.cgi/1005


<小島氏からのコメント>
「SINGS -Bedtime Stories-」はCDも発売されていますが、今回ハイレゾではセレクトされた6曲を聴くことが出来ます。その中でもトラック3「アゲイン」、トラック5「エヴリタイム・ウィ・セイ・グッバイ」はビクタースタジオで録音・ミックスされていて、私自身、たまたまマスタリングの前に現場でこれらの曲を聴く機会がありました。ハイレゾではそのときのイメージをもとに音を仕上げています。高岡早紀さんの歌声、ピアノの山下洋輔さんの繊細さと躍動感が良い意味で生々しく再現できたかとおもいます。

やはり、CD(44.1KHz/16bit)とは違い、録音・ミックスした同じスペック(96KHz/24bit)でマスタリングするとこうも違うのか、という実感がありました。(勿論CDも最適に仕上げてはいますが)昨今、音楽も多様化し、なにをもって『良い音』か、という定義がむずかしいですが、この作品は『スタジオクオリティ』というものを感じていただきたい作品です。是非お聴きください。

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