新製品批評
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エントリークラス液プロの先駆けとなった“カジュアルシアター”

昨年末に登場した“カジュアルシアター”の第一号機「TH-AE100」。248,000円という低価格とバランスの取れた仕様により、瞬く間に大ヒット商品となった

昨年末、カジュアルシアターの第一号機「TH-AE100」の登場は、まさに衝撃的な出来事だった。この製品の発売を境にして、ホームシアター用液晶プロジェクターの市場は一変したと言っていい。今年に入って続々と発売された低価格液晶プロジェクターの多くは本機の影響を受けており、それらの特長を先取りしたのが「TH-AE100」であった。「ホームシアターファイル」が行った調査では、このクラスの液晶プロジェクターのうち、カジュアルシアターが6割程度のシェアを集めたこともある。発売と同時に、ユーザーからの高い評価を得たことがうかがわれる。


価格と性能のバランスのよさが圧倒的な支持を集めた

TH-AE100に搭載された短焦点レンズ。AE200/AE300では、光学系をさらに煮詰め、さらなる高画質化を追求している

 

同じくAE100に搭載された0.7型の16対9ワイドパネル。AE200にも同じものが使われている

カジュアルシアターがこれほどの支持を集めたのは、価格と性能のバランスが優れていたからだ。16対9のワイドパネルを装備し、ハイビジョン入力にも対応、短焦点レンズの搭載により6畳間でも100インチの大画面を実現できる。おまけに本体は軽量・コンパクト。家庭で使うには申し分の無い仕様を実現しながら、25万円を切る大胆な価格を実現したことに、多くのユーザーが熱狂した。それまでプロジェクターの導入をためらっていた潜在的ホームシアターユーザーが、一斉にカジュアルシアターへ飛びついたのだ。大画面は低価格でも実現できるということを、カジュアルシアターは教えてくれた。

そしてこの冬、前機種からさらに進化したテクノロジーを詰め込み、新たなカジュアルシアター「TH-AE200」「TH-AE300」が登場する。TH-AE100のコンセプトを継承しながら、より高画質に、より使いやすく変身を遂げたカジュアルシアターに、また大きな注目が集まりそうだ。

TH-AE200

定評のあるTH-AE100の画質・操作性をリファインしたエントリー機

TH-AE300

パネルの解像度を高め、高画質化をさらに押し進めた上級機


【パナソニックホームページ】
http://www.panasonic.co.jp

【パナソニック 液晶プロジェクター紹介サイト】
http://www.panasonic.co.jp/products/tv/products/projector/

【「TH-AE200」「TH-AE300」プレスリリース】
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn020910-1/jn020910-1.html