ネットジュークとは何か あらゆるソースを一元管理 使いやすさを徹底検証 音質テストレポート AnyMusicでネットジュークはもっと楽しく 「NAS-A1」スペック 「NAS-A1」フォトギャラリー 製品データベースでNAS-A1を調べる
第1回 AV評論界きっての実践派がネットジュークを使いこなす
第4回:

ネットジュークにCDを挿入すると、アルバム名やアーティスト名、楽曲タイトルなどが自動的に表示される。どういう仕組みなのだろう、と不思議に思ったことがある方も多いはずだ。これを可能にしているのは、米Gracenote社の「CDDB」というサービス。DB=データベースで、CDのデータベースという意味だ。ユーザーがCDを機器に挿入すると、そのCDのTOC情報を読み込み、同社のデータベースと照会する。合致する情報があればデータが送り返され、表示が行われる仕組みだ。ネットジュークでは、データベースがあらかじめHDD内に記録されており、そこに情報がない場合には、インターネットを介して検索が行われる。もともとはボランティアとしてはじまった同サービスは、今ではなくてはならないものになっている。

第3回:

S-masterは、ソニーが開発したシンプルなデジタルアンプ。入力されたデジタルアンプは途中にアナログ部分を持たず、たった一回のD/A変換でスピーカーをドライブするパワーを獲得する。また、優れたパルス生成方式「C-PLM」の採用、ジッターを排除する技術の搭載などにより、高音質な再生を可能にしている。S-master技術は、ネットジュークのほか、テレビ「WEGA」シリーズ、さらには同社のピュアオーディオ機器にも搭載されている。さらに、高級AVアンプ「TA-DA9000ES」「TA-DA7000ES」などには、本技術を拡張した「S-master PRO」が採用されている。

第2回:

OpenMGは、ソニーが開発した音楽ファイルの著作権保護技術。ネットジュークでは、ハードディスクに音楽を記録するとき、楽曲データが暗号化される。このデータは、OpenMG対応機器でしか再生することができない。取り込んだ音楽データは、OpenMGに対応したポータブルプレイヤーに転送することもでき、この操作を「チェックアウト」という。音楽CDから取り込んだ場合は最大3回まで、音楽配信サイトからダウンロードした場合は、そのサイトが定めた回数まで転送できる。反対にポータブルプレーヤーからネットジュークに戻すこともでき、これを「チェックイン」という。チェックインを行うと、チェックアウトを行える回数が1回分もとに戻る。チェックインが可能なのはチェックアウトしたネットジュークのみで、別の機器には転送できない。

第1回:

ATRAC3は、MDで採用されているATRACという音声圧縮技術を進化させたもので、ソニーが独自に開発したテクノロジーだ。デジタル化された音声データを分析して最適な処理を行うことで、音質を保ちながらCDの約1/10にデータを圧縮できる。データサイズが小さくなれば、音楽ダウンロードの時間も短縮できるうえ、HDDの占有量も少なくて済む。また、MDやメモリースティックなどを使用するポータブル機器への楽曲転送も短時間で行える。ネットジュークでは、CDからHDDに取り込む際にこのATRAC3が使われている。また、「エニーミュージック」の音楽ダウンロードで採用されているファイルフォーマットもATRAC3である。


Phile web SONY 第1回 ポータブルプレーヤーとの連携機能を試す