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■DVD録画「クオリティ編」 Q&A集
<Q>録画映像は大画面再生に耐えうるか?

DVD記録のよさは大画面で生きてくる

DVDレコーダーの録再画像ではDVDビデオに匹敵する映像を確認できた(クリックで拡大)

DVDレコーダーの高画質記録モードは、一般的にS-VHSを上回る画質を実現しており、エアチェックの場合も、放送素材自体のクオリティが高ければ、良質なDVDビデオ程度の画質が得られる。プラズマテレビや液晶/DLPプロジェクターの大画面に表示しても、画面の粗さやノイズ感は目立たず、高画質映像ソースとして十分楽しめると考えていい。
 
別項で紹介したように、高画質映像ソースの代表であるBSデジタル放送のハイビジョン番組についても、525iにダウンコンバートしたワイドアスペクトの番組をそのまま記録し、垂直方向の解像度を損なわずに録画再生することができる。この映像をプラズマテレビやプロジェクター側で、ワイドアスペクトで再生すれば、ハイビジョンには劣るものの、ソース本来のよさをうかがわせる良質な映像が楽しめる。同様な番組を従来のアナログビデオで録画していた場合に比べると、特に輪郭がすっきりと落ち着いているし、色のはみ出しやシフトが気にならない点も特筆できる。
 
大画面再生では、輪郭の安定感は特に気になるだけに、従来のアナログビデオは、なかなか高画質映像ソースとして利用されにくい面があったが、DVDレコーダーの登場によって、エアチェックソースも高画質ソースの仲間入りが期待できる。