新製品批評
Phile-web >> 製品批評 >> DMR-HS1 >> 使い勝手を高める工夫

 


本機は、「オートリニューアル録画」機能を搭載し、テレビをさらに便利に楽しむ工夫を凝らしている。この機能をオンにしておくと、毎週または毎日オンエアされるレギュラー番組については、ほとんど何の予約操作もいらなくなる。最初の予約時に時間枠を指定した番組は、レコーダーが古い番組を消去し、自動的に最新の番組に置き換えてくれるからだ。連続ドラマはもちろんだが、ニュースの時間枠を指定しておけば、毎日好きな時間にその日のニュースを見ることもできる。

テープや録画機の存在を意識しないで好きなときにテレビを楽しめる感覚は、ホームサーバーが実現する視聴スタイルを先取りしたものだ。なお、前回の番組をまだ見ていない場合は、その番組にプロテクトを設定すれば消去されずにHDD上にプログラムが残るから心配ない。


「DMR-E20」から引き続いての採用となるタイムワープローラーは、本体前面の右側に装備されている(クリックで拡大)
  番組サーチに便利なタイムワープローラーは、RAM、HDDいずれのメディアに記録した番組の再生中にも利用できる。長い番組の後半辺りに見たいシーンがある場合など、通常の早送り機能でサーチするとかなり時間がかかるが、タイムワープローラーをくるくると回せば、最長360分(HDDは999分まで)まで1分単位で位置を指定し、瞬時に頭出しができる。この操作感は実に快適だ。なお、このローラー部分の青い照明は、本体ディスプレイのディマー機能をオンにすることで点灯しないように設定することもできる。