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ドイツ「musikelectronic」スピーカーの魅力とは? その実力を評論家が徹底紹介!

公開日 2020/12/04 17:37 生形三郎
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オーディオ評論家の生形三郎氏が世界の様々なスピーカーブランドの魅力に迫る「生形三郎のSPEAKER JOURNEY」。ホームシアターCHANNELにて連載中の同コーナー最新回は、ドイツのムジーク製品をレビューする。

ライプツィヒ郊外にあるガイザイン村で誕生したムジーク。 1960年、弱冠18歳で会社を創業したヨアヒム・キースラー氏は、プリアンプや電子オルガンを制作、後にモニタースピーカーの開発に着手しました

■素朴で美しい景観で誕生したムジーク

ドイツは、言わずもがな、自動車工業を始めとした幅広い産業分野の先鋭メーカーがひしめく技術大国です。オーディオ分野も例外ではなく、ノイマンやゼンハイザーといったマイクロフォンブランドはあまりにも有名で、レコード再生に欠かせないMM型カートリッジの技術は、元々はドイツのELACが欧州での特許を保有していました。

スピーカーメーカーも数多く、日本での知名度こそ低いですが様々なブランドが存在し、熱心なオーディオファンにも愛好されています。それらのスピーカーブランドは、旧西側と旧東側とでサウンドの毛色も微妙に異なり、一口にドイツと言っても幅が広いのです。

今回ご紹介する「ムジークエレクトロニク・ガイザイン」(以下、ムジーク)は、旧東側のブランド。ガイザイン村という、ベルリンから南に約200q、ドレスデンとライプツィヒという2つの大きな街の中間に位置する村で産声を上げました。ガイザインは、人口7000人ほどの小さな村で、広い空と三角屋根の家々、石造りの古い城壁など中世のような街並みも残す、素朴で美しい景観を持った場所です。そんな風土も相まってか、ムジークのスピーカーが奏でるサウンドは、モニタースピーカーたる精度の高い客観性を持ち合わせながらも、どこか親しみやすく、音楽を心地よく聴かせてくれることが魅力的なのです。

■正確な定位描写が実現できる
■聴き疲れのない豊饒なサウンド
■推薦ソフト3選で聴く
■LINEUP
■SPEC

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