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パイオニア「Stellanova」が売れ続ける理由とは? スリム&小型、しかもハイレゾワイヤレスの “全部入り” を検証

公開日 2018/08/10 06:00 編集部:小野佳希
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Bluetoothに代表されるワイヤレス音楽再生が盛り上がり、aptX HDやLDACなど“高音質ワイヤレス”という潮流も浸透しつつある昨今。この“高音質ワイヤレス”に、すでに数年前から取り組んでいた製品がある。パイオニア「Stellanova(ステラノヴァ)」だ。今回、編集部記者がStellanovaを自宅に設置し、様々な使い方ができる同製品の魅力を堪能した。


■ロングセラーを続ける“高音質ワイヤレスの先駆者”

Stellanovaは、ハイレゾ音源もワイヤレス再生可能な小型コンポ。発売から3年半以上が経っているが、モバイルアプリ「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」の定期的なアップデートで新機能を追加するなど、最新トレンドをしっかりフォローして現在も販売を続けている。このロングセラーっぷりからも、その人気の一端が伺い知れる。

USB DACアンプ「APS-DA101J」、ワイヤレスユニット「APS-WF02J」、そしてハイレゾ対応スピーカー「APS-SP101J」の3点から成るシステムで、それぞれ単品販売も展開。五角形のデザインは独特だが奇抜すぎず実にスタイリッシュだし、多彩なカラーバリエーションを揃えているので様々なインテリアにも合わせやすい。

USB DACアンプ、ワイヤレスユニットそれぞれで4色ずつを用意。自由に組み合わせて自分好みの色を選ぶことができる

なお、必ずしも3点セットで使う必要はない。まずはワイヤレスユニットなしで購入して有線再生から始めたり、すでに手持ちのスピーカーがあればそれを活用するといったことができる。

USB DACアンプとワイヤレスユニットを重ねたところ

さらに言えば、USB DACアンプにはヘッドホン出力も備わっているので、スピーカーではなくヘッドホンで音楽を聴いても良い。光入力端子も装備しているため、テレビやゲームの音を手軽にランクアップさせることにも利用できる。USB DACアンプ単体で購入してもさまざまな用途に活用できる。

側面にヘッドホン出力とサブウーファー出力端子を装備

ワイヤレスユニットは、光ディスクドライブ(DVD/CDドライブ)を接続し、音楽CDからスマホやHDDへ楽曲をPCレスでワイヤレスリッピングすることもできる。もちろんそのままリッピングせずにCDを聴くことも可能だ。

USB-HDDや光ディスクドライブを接続して機能を拡張できる

そのほか、ワイヤレスユニットにUSB-HDDを接続し、HDD内の音楽をスマホやPCから再生するミュージックサーバー的な使い方も可能。ミュージックサーバーと言えばNASを使うのが一般的だが、NASでは多様な使い方ができる一方、準備もいろいろと必要になるので、初心者にとってはStellanovaのほうがシンプルでわかりやすいかもしれない。このように、Stellanovaは実に多彩な使い方ができる製品なのだ。

USB-HDD内の楽曲データや音楽CDをスマホから再生することも可能に。音楽CDはこのままリッピングしてワイヤレスでPC/スマホにデータを保存することもできる


ワイヤレスユニットに光ディスクドライブやHDDをUSB接続するだけで、 かんたんにミュージックサーバーのような使い方ができる
■ハイレゾも非圧縮でワイヤレス再生

そして、Stellanovaでのワイヤレス音楽再生の大きなポイントが、非圧縮でのワイヤレス伝送であること。Bluetoothでは音楽信号を圧縮するため、原理的に信号の劣化、つまり音質の低下が必ず伴うが、Stellanovaが採用する独自Wi-Fi技術「Air Hi-Res Link Technology」ではそうした信号劣化が起こらない。

高音質なワイヤレス再生において、この時点ですでに有利な方式であるわけだ。しかもハイレゾ音源のような大容量データでも非圧縮伝送できる。

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