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K2テクノロジー搭載で重低音ファン以外にも魅力的な“高音質”ワイヤレスイヤホン。JVC「HA-FX99XBT」の実力に迫る!

2017/11/29 折原一也
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JVCケンウッドが発表した、独自高音質化技術K2テクノロジー搭載ワイヤレスヘッドホン/イヤホン群。これら新モデルの音質傾向、そしてK2テクノロジーの効果はどうなのか? “XXシリーズ”の新製品「HA-FX99XBT」の実力に、評論家の折原一也氏が迫った。

HA-FX99XBT

■近年のトレンド“高音質ワイヤレス”にJVCが自社技術を投入

ヘッドホン関連分野で盛り上がっているムーブメントのひとつが“ワイヤレス”。そのなかでもここ最近でトレンドとなっているのが“ワイヤレスの高音質化”だ。

そんな潮流に対して、自社で蓄積した技術を投入できる数少ないブランドのひとつがJVC。同社がビクタースタジオと共に開発・発展を進め、コンポやアンプで長年の実績がある独自高音質化技術K2テクノロジーを、今回ついにワイヤレス対応させてきたのだ。

K2テクノロジーの処理イメージ

同社はネックバンド型ワイヤレスイヤホン「HA-FX99XBT」を発売。重低音ヘッドホンシリーズである“XX”の新モデルにも、K2テクノロジーを投入してきた。

K2テクノロジーは、デジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を波形補正処理によって補完し、原音を忠実に再現する高音質化技術。

Bluetooth伝送では、オリジナル音声信号からデジタル信号の劣化、つまり音質の劣化が伴うのはご存知の通り。このBluetooth伝送時の信号ロスを補完するということは、古くはMP3やAACといった圧縮音源の扱いに近い部分があるため、JVCが連綿と培ってきたK2での補完技術が活きるという訳だ。

■重低音重視「XX」シリーズにK2テクノロジー搭載Bluetoothモデルが登場

「HA-FX99XBT」はSBC、AAC、aptXの各コーデックに対応。今回のBluetooth対応版K2テクノロジーでは、処理パラメーターを各コーデックごとに最適化し、イヤホンのハード側の処理で192kHz/24bit相当に高音質化。ワイヤレスでも音源をハイレゾ相当にまでアップコンバートして再生できる実に貴重なモデルなのだ。

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