【特別企画】さらに進化した全自動ディーガの魅力に迫る

全自動×UHD BD。AVファンが待ち望んだ“DIGA” ー パナソニック「UBX7030」誕生

折原一也
2017年07月18日


録画予約いらずの「チャンネル録画」を備え、ベストセラーとなっているパナソニック「全自動ディーガ」が、この夏、さらなる進化を遂げた。新たにUltra HDブルーレイ再生に対応するなど、画質にも磨きをかけたVGP総合金賞モデル「DMR-UBX7030」の魅力に、折原一也氏が迫る。

■基本性能:録画&ネットワークが進化。全方位に隙のない仕上がり

番組録画からUltra HDブルーレイ(以下、UHD BD)再生まで、AVファンの求める全機能を最高水準でカバーする「全自動ディーガ」の最新フラグシップが、VGP総合金賞を獲得した「UBX7030」である。7TBのHDDと最大10ch自動録画という圧倒的なスペックとともに、さらなる機能向上も果たした。

たとえばTVフリークから特に人気の高いドラマをターゲットに「ドラマおとりおき」としてゴールデンタイムのドラマを約90日間保存し、1クールのドラマを手間なくすべて残す設定が可能になった。

予約しなくても自動で録画してくれる「チャンネル録画」に対応。最大10ch×28日間の全録ができるほか、新たにゴールデンタイムに放映される地デジのドラマをシリーズごとにまとめ、約90日間保存してくれる「ドラマおとりおき」機能も搭載した

「チャンネル録画」の機能から独立し、新設の「新着番組」画面からドラマのみ作品単位で並ぶGUIは納得の使い勝手のよさ。見たい番組をピンポイントで検索する場合も、従来機同様リモコンで音声検索ができ、好きな番組をいつでも逃さず観られるレコーダーとして、さらに頼れる存在へと進化した。別売のUSB HDDへの録画も可能で、SeeQVaultにも対応する。

アプリを利用したスマホによる番組視聴も、宅外視聴は容量節約モード、Wi-Fiによる番組持ち出しは720p画質対応と、汎用性を向上させている。他にも「CDリッピング」による音楽取り込み、「ハイレゾリマスター」による高音質再生、ホームネットワーク機能「お部屋ジャンプリンク」にも対応。CDやハイレゾの音源をためる「ミュージックサーバー」としても活用でき、全方位に隙がない仕様になっている。

無料のスマホアプリ「パナソニック メディア アクセス」を使えば、スマホからの録画予約や、レコーダーに保存した番組が視聴できる。「番組持ち出し」なら、ネット環境がなくても映像が楽しめる

■再生画質:UHD BDの先駆者らしく制作者の意図を忠実に再現

さらに注目すべきことに、再生画質もまた、驚くべき水準にある。UBX7030にはパナソニックの最新画質研究の成果が詰まっており、「プレーヤー」としても注目すべき存在なのだ。

パナソニックがUHD BDや4K VODの4K/HDR時代に追求する画質規準は、制作者の意図を忠実に再現することにある。

UHD BDでは4:2:0信号という、色信号を垂直水平ともに半分の解像度に落とした形で収録されている。これをディスプレイに映すためには必ず色信号の補間が必要になり、その補間の精度こそ原画を正しく再現するという観点で画質差に繋がるというのがパナソニックの考え方だ。

そこでパナソニックが取り組んでいるのが、補間の際に周辺複数の画素を参照して行う“4K高精度マルチタップフィルタ”による高画質化アプローチだ。UHD BDに記録したテストパターンを用いて、補間を行った色信号の周波数特性を一般的なUHD BDプレーヤーと比較すると、HDMIの出力データとしても優位な差分が認められる。

レコーダーながら再生機能にもまったく妥協がない。UltraHDブルーレイ再生に対応。パナソニック独自の高画質機能も多数搭載した。HDMI出力も2系統備えるなど、ホームシアターの再生機としても隙のない仕上がりになっている

実際のUHD BD『ハドソン川の奇跡』のチャプター5の映像で確認してみると、たとえば夜のネオンのシーンで現れる色の境界、そのキレのよさに圧倒的な差が現れた。

目に見えて違いが分かるパナソニックのUHD BD再生の高画質は、映像に作為的な画づくりを行うのではなく、映像が本来秘めている色信号を最も正確に再現することで実現される、という点に感銘を受けた。UBX7030は、パナソニックの進める4K/HDR時代に求められる高画質再生へのアプローチ、その研究成果が実装されたUHD BDプレーヤーなのだ。

また、従来のSDRディスプレイにHDRの映像を映し出す場合の精度でも、本機は他社製品を凌駕するが、最新のHDRディスプレイを用いた場合に対しても、さらに進んだ画質調整機能が搭載されている。

これまで一般にはあまり知られていないが、PQカーブ信号で収録されているHDR映像はBDなどの一般的なガンマカーブと特性が大きく異なるため、一般的な再生画質調整、例えば映像の輝度を調整する基本的なコントラスト調整などは正しく機能しないのだ。

パナソニックはこれをHDR対応の「ダイナミックレンジ調整」として搭載し、±12ステップでHDR信号を明所から暗所までほぼ均一に調整。映像輝度を調整する本来の意図通りに働く調整機能として作り込まれている。HDR信号に現れるランダムノイズも「HDR最適化ノイズリダクション」として、HDR画質にチューンされて搭載された。

一昨年のUBZ1の発売以来、4K/HDR画質研究のトップを走り続けるパナソニック。最新の研究成果が投下されたUBX7030は、UHD BD再生機としても今、最注目なのだ。

録画も再生も万全。まさに総合金賞にふさわしい、レコーダーの集大成といえるだろう。



【DMR-UBX7030】¥OPEN
●主な再生可能メディア:UHD BD、BDビデオ、ブルーレイ3D、BD-R/RE、DVDほか ●HDD容量:7TB ●チューナー数:11(地上デジタル/BS/CS兼用:6、地上デジタル専用:5) ●主な出力端子:HDMI×2、光デジタル音声×1 ●消費電力:約57W●外形寸法:435W×71H×309Dmm(突起部含まず) ●質量:約4.8kg



(提供:パナソニック株式会社)