HOME > レビュー > 便利で音質も◎なBluetoothイヤホン。オーディオテクニカ「ATH-CKR55BT」レビュー

人気シリーズ"CKR"から登場!

便利で音質も◎なBluetoothイヤホン。オーディオテクニカ「ATH-CKR55BT」レビュー

2017/06/14 野村ケンジ
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
昨年登場したiPhone7が3.5mmヘッドホン出力を廃止したことをきっかけに注目度が急上昇したBluetooth。各社から様々な新製品が登場してきている。そんななか、オーディオテクニカの人気シリーズ“Sound Reality Series”から、「ATH-CKR75BT」「ATH-CKR55BT」「ATH-CKR35BT」という、3つのBluetoothイヤホンが一挙にリリースされた。


CKRといえば、「音本来の豊かさ」をコンセプトとして掲げており、世界初・対向配置ドライバー搭載の「ATH-CKR10」などを皮切りに製品をラインナップしてきた。音質を重視した製品作りにより、繊細なニュアンス表現と迫力の良さを併せ持つ、表現力豊かなサウンドを特長としている。今回はこのCKRに、初のBluetoothモデルが加わったことになり、期待が高まる。当レビューではミドルグレードの「ATH-CKR55BT」をメインに紹介していきたいと思う。


利便性と音質追求を両立した高CPモデル

さて、Bluetoothイヤホンといえば、皆さんはどんな印象をお持ちだろうか。「ワイヤレスであること自体がとても便利」「いちいちスマホやプレーヤーを取り出さなくても済むので操作が手軽」という圧倒的なアドバンテージを持つのに対して、「音質的には有線に敵わない」というイメージをお持ちの方も多いことだろう。近年LDACやaptX HDなど高音質伝送が可能な規格も登場してはいるものの、やはりエントリークラスの製品が数多いこともあり、利便性のために音質を多少犠牲にせざるを得ない……といったイメージがなかなか払拭できなかったのではないだろうか。

そんな矢先に登場したのが、このCKRのBluetoothイヤホンたちだ。音質にこだわりのある有線モデルをベースに、専用開発されたダイナミック型ドライバーを不要共振を抑えるハウジングに搭載(特に最上位機のCKR75BTはアルミ製だ)。また、BluetoothもaptXやAACなどの高音質コーデックに対応。ワイヤレスならではの利便性はそのままに、音質を妥協なく追求したモデルに仕上がっているのだ。

「ATH-CKR55BT」¥OPEN(予想実売価格10,000円前後)/6月23日発売:カラーはスティールブラック/ディープブルー/シャンパンゴールド/メタリックレッドを用意

また、3モデルのうち今回紹介する「ATH-CKR55BT」は、価格も1万円前後と、音質追求+Bluetoothモデルとしては、コストパフォーマンス的にも魅力ある商品。そして、便利なネックバンド型ながら、約7時間の連続音楽再生(充電は約3時間)ができる必要十分なバッテリー容量を確保してくれている点もありがたい。

本体は17gと軽量。バッテリー部分は襟元に留められるClip-Onスタイルなので、どちらかに重心が偏って外れやすいということもない点もメリットだ。

バッテリーはイヤホン部から分離され、襟元部分にクリップで留められる“Clip-Onスタイル”。重心のバランスも良く、外れにくいのがメリットだ

ということで、早速「ATH-CKR55BT」の試聴を行ってみることにした。オンキヨーのスマートフォン「GRANBEAT」をプレーヤーとして使い、まずはBluetooth接続してみた。

次ページさっそくその実力をチェック!

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE