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【特別企画】音質と使い勝手を検証

コウォン新DAP「PLENUE 2」実力チェック! 「AK4497EQ」とデュアルホイールの真価とは

2017/04/26 高橋 敦
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COWON(コウォン)のDAP「PLENUE」に新モデル「PLENUE 2」が登場した。シリーズ初のAKM製DAC採用機の音質傾向とは? ライターの高橋敦氏が音質と使い勝手を徹底チェックした。

PLENUE 2

■“すっぴん美人”PLENUEシリーズに新世代機登場

「PLENUE」シリーズは音への色付けが特に少ないと評されるポータブルプレーヤーシリーズ。しかし個性が薄いわけではない。

たしかに素の音は素っ気ないほど素直。しかしその素直な音調はそれ自体が魅力であると同時に、「JetEffect&BBE+」というサウンドコントロール機能の「チューニングベースとしての素直さ」を提供するものでもある。

手に持ったところ

「すっぴん美人なのでメイク映えがよく、優れたメイク技術も備えている」というわけだ。

そんなシリーズの最新モデルが「PLENUE 2」。シリーズ初となる要素が多く、今後のPLENUEシリーズを占うものとしても要注目なモデルだ。

画面に向かって左側面に各種操作ボタン類やSDカードスロットを配置

音質に関わる面ではDACチップにAKM「AK4497EQ」を採用したこと、操作性の面ではボリュームノブに加えてもうひとつのノブを追加した「デュアルコントロールホイール」が特に大きなポイントになる。

コントロールノブを2個備えるようになったのも大きな特徴

■ハイエンド据え置き機への採用が多いAKM「AK4497EQ」チップを搭載

PLENUEはこれまで主にバーブラウン社製のDACチップを採用してきた。実績のある製品で使いこなしのノウハウも蓄積されている。

対して今回このPLENUE 2が採用したDAC、AKM「AK4497EQ」は昨年発売の新製品。PLENUE 1の音が十分に評価されている状況でのこの転換は、ある種の「賭け」と言ってもよい。「1」を超えて「2」を名乗るにふさわしい進化を得るためには、それほど抜本的なところからの再構築が必要だったのかもしれない。

次ページ「デュアルコントロールホイール」で操作性も強化した

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