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TIDALのMQAストリーミングを再生可能

「Audirvana Plus 3」を早速試す。新機能MQAデコーダーの出力制限も検証

公開日 2017/03/14 11:48 土方久明
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続いてノルウェーの2Lレーベルによる『The Nordic Sound』を聴いた。こちらはなんと352.8kHz/24bitのMQA音源である。

2Lレーベルの『The Nordic Sound』は、MQA 352.8kHz/24bitで配信されている

ただし前述の通り、Audirvana Plus 3のMQAデコードは、最大96kHzまでしか対応していない。それ以上のサンプリング周波数のMQAを再生する場合は、88.2kHz(44.1kHz系)/96kHz(48kHz系)にダウンサンプリングされてDACに送られる。このアルバムも88.2kHz/24bitでの再生となってしまった。

元のMQAデータは352.8kHz/24bitだが、Audiorvana Plus 3でデコードするように設定すると、Brooklynには88.2kHz/24bitで送られている

試しに、手持ちの352.8kHz/24bit MQAファイルも再生したが、こちらもダウンコンバートされて再生された。つまりAudirvana Plus 3とMQA非対応USB-DACの組み合わせでネイティブ再生できるMQAファイルは96kHzまでということになる。もちろん、この状態で聞いてもDACの音質が非常に高いこともあり、サウンドステージは広く、情報量は豊かだ。音に躍動感も感じ、MQAファイルの良さは十分に享受できる印象だ。

しかしTIDAL MASTERS上には96kHz以上の音源が多いので、歯がゆい気持ちが先行してしまう。

今度は、Brooklyn DACのハードウェアMQAデコーダーでMQAファイルをデコードする再生方法に切り替える。Brooklyn DACのMQAデコーダーを有効化。続いて、Audirvana Plus 3の設定画面から、「No MQA device detected」の項目を「MQA Decoder device」に設定した。

「MQA Decoder device」は、MQA対応DACと組み合わせた場合に選択可能。MQA対応DACへ、MQAデータをそのまま送り出す

先ほど聴いた、2L「The Nordic Sound」を改めて再生すると、今度は352.8kHz/24bitという数値が表示された。

Brooklyn側は、MQA 352.8kHz/24bitをフルスペックでデコード。Brooklynの表示にも352.8kHz/24bitと表示されている

Audirvana Plus 3でMQAデコードした88.2MHzと聴き比べてみたが、確かに空間再現力や、音の滑らかさなどは向上しているようだ。

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