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【特別企画】人気モデルが「II」に、試聴レビューも

Unique Melody「MAVERICK II」「MAVIS II」登場。開発者が語る “さらなる進化” のポイント

2017/02/24 記事構成:ファイル・ウェブ編集部/レビュー執筆:野村ケンジ
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「MAVIS II」

ファーストモデル同様、「MAVERICK II」と(ほぼ!?)同時リリースされることとなった「MAVIS II」だが、実はこの2製品、双子のようでいてサウンドアプローチがかなり異なっていたりする。

というのも、「MAVERICK II」がダイナミック型×1、BA型×4というドライバー構成であるのに対して、「MAVIS II」は2基のダイナミック型を搭載しており、それに中域×1、高域×1のBA型ドライバーを組み合わせるという、特徴的なドライバー構成を採用しているのだ。

特徴的なドライバー構成で、MAVERICK IIとはサウンドアプローチが大きく異なる

結果として、ハードロックやジャズ、そしてJロックにもピッタリのサウンドが出来上がっている。特に「MAVIS II」は、ファーストモデルに対して一段と明瞭度の高まった低域の恩恵だろう、バスドラムやベースのメロディは優しげだが、キレの良いリズムがしっかり伝わってきてグルーブ感は高い。何よりもスネアのキレの良さ、フロアタムの音色の心地良さが素晴らしい。ダイナミック型と中域用BAとの音色的なマッチングが見事だからだろうが、この音色だけでも購入する価値がある。

ヴォーカルは、男性がほんの少しウォーミーな音色ながらも、しっかりした定位感のおかけで目の前どころか、頭の中(!?)で歌っているかのようなリアルさ。知り合いのヴォーカリストだど、顔が近すぎてつい照れてしまいそうになる。一方女性ヴォーカルは同じくとても近い距離感の定位で、エコー成分がいつもよりちょっと多めの、響きの良い美声を聴かせてくれる。音質的にもかなり優秀だが、音色的にもなかなか魅力ある製品だ。

(レビュー執筆:野村ケンジ/記事構成:Phile-web編集部)


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