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DP-X1A譲りの充実したオーディオ機能

こんなハイレゾスマホを待っていた!オンキヨー“GRANBEAT”「DP-CMX1」速報レビュー

公開日 2017/01/26 14:00 山本 敦
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格安SIMをセットアップしてみる

今回は筆者が使っているワイモバイルと、ドコモ系のMVNOであるビッグローブのLTE SIMカードを試してみることにした。SIMフリーのスマホと格安SIMを使いこなしている方はたくさんいると思うが、初期セットアップの方法を簡単に紹介しよう。

4G LTEの場合はSIMカードをスロット1に装着してから回線設定を行う。スマホの設定アプリを開いて「モバイルネットワーク」を選択すると、2つのスロットごとに詳細設定の項目が表れる。この中にある「アクセスポイント名」に、ワイモバイルやビッグローブのサポートページで紹介されている「APN設定」の説明に従って項目を入力すると、トップに並ぶアンテナのアイコンに「4G」のマークが付いて、電話やデータ通信ができるようになる。

なお、AndroidスマホからDP-CMX1に乗り換える場合は、「Google設定」を使うとかんたんにデータ移行ができる。新旧端末を近くに置いてWi-Fi、またはBluetoothをオンにして待機。あとは新旧端末の画面に表示されるガイダンスに従って移行作業を進めていくだけだ。旧端末で使っていたアプリやGmailのアカウントなどをそのままオンライン経由でコピーしてくれる。音楽ファイルのデータや写真は必要なものをSDカードなどに入れてコピーし直しになるが、それでもGoogle設定を活用した方が多くの手間が省けておすすめだ。


XperiaからGoogle設定の機能を使ってアカウントを移行してみる

無事にアカウントからネットワーク接続情報などのコピーを完了。壁紙設定までコピーされ、旧端末と変わらない感覚で使いはじめられる
さっそく音声通話を試してみると、VoLTE対応でなくとも十分に声がクリアに聞こえて満足だ。XperiaやiPhoneよりも手に持った感触は重厚だが、ボリュームダイアルまわりのくぼみが通話時のホールド感を高めてくれる。筆者としては5インチ以上の大判でスリムなスマホよりも、かえって手元にしっくりと馴染む手応えがあった。ただアルミの本体は表面をスムーズな処理に仕上げているので滑りやすいようにも感じる。保護ケースはできれば装着して使いたい。

音楽再生のインプレッションに入る前に、カメラ機能と撮影した写真についても簡単に報告しておこう。動画・静止画の撮影機能がとてもシンプルにまとまっていて、インターフェースもなじみやすい。iPhoneのようにボリュームボタンがシャッター代わりなったり、最近のカメラ機能が洗練されたスマホにはかなわないが、AUTOモードで難しいことを考えずに日常のシーンをクリップできるスマホカメラならではの気軽さは十分に実感できた。

GRANBEATで撮影した写真

iPhoneで撮影した写真


GRANBEATで撮影した写真

iPhoneで撮影した写真


まずは音楽ストリーミングで音質をチェックする

まずはリファレンスとして用意したソニーのイヤホン「XBA-Z5」を3.5mm側の端子につないで、月額980円で約4,000万曲の音楽アーカイブが“聴き放題”で楽しめるGoogle Playミュージックの楽曲を聴いてみよう。DP-X1Aと同様に充実したDSP/イコライザー機能はオフにしている。

Google Playミュージックのアプリから楽曲を再生。スマホなのでWi-Fiがつながらない場所でも聴けるのが大きなアドバンテージになる

次ページバランス接続によるハイレゾ再生も圧巻

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