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落下防止アクセサリーも試してみた

【レビュー】アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」を自腹購入。その実力とは?

公開日 2016/12/19 19:44 山本 敦
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12月19日午前10時。筆者の手元にアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods」が宅急便で届いた。当初予定していた10月下旬の発売から遅れること約1ヶ月半。12月14日の深夜にオンラインストアで販売がスタートしたことを知り、急いで注文を入れたところ何とか初期注文分に間に合った。約半日使ってみたAirPodsの手応えをレポートしよう。

ついに発売されたアップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」

AirPodsはイヤホンの左右ケーブルも取り払った「完全ワイヤレスイヤホン」だ。昨年末にスウェーデンのスタートアップが開発した「EARIN」が発売されて以来、2016年の後半から急速に完全ワイヤレスイヤホンが注目されるようになった。

そのメリットは言うまでもなく、ポータブルリスニングの際に煩わしく感じられるイヤホンケーブルの存在から完全に解放されること。身に着けて音楽再生を始めると、まるで自分のまわりにだけ音楽が鳴っているような不思議な感覚が味わえる。これまでのリスニング感が一変するような体験だ。冬場は特にマフラーやストールを首もとに巻いて外を歩く機会が増えるので、衣服を脱いだり着たりするたびにイヤホンケーブルが絡みついてうっとうしい思いもしなくて済む。

アップルは今年、最新のiPhoneからイヤホン端子を取り去った。これについて「お気に入りのイヤホン・ヘッドホンが使いづらくなって、iPhoneで音楽を聴くことが面倒になった」など、筆者の周囲ではあまりポジティブな意見が聞こえてこない。一方、アップルがAirPodsという完全ワイヤレスイヤホンを発売することは、これからのワイヤレスオーディオの人気拡大に大きなプラス要因となる期待感もある。とはいえ、もし実際のAirPodsが使いにくい製品ならば話は別だ。今回はシビアにAirPodsの実力を見極めたいと思う。


パッケージの内容はとてもシンプル

まずはアップル新製品が発売された時のお約束である“開封の儀”から執り行うことにしよう。

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