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アナログレコードの音がお手頃価格で激変。「カートリッジ交換」を楽しもう(1)

公開日 2016/07/21 10:30 野村ケンジ
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カートリッジの賢い選び方って?定番メーカーはコレだ!

さて、ここからはカートリッジの賢い選び方と、交換にまつわるポイントや注意点を紹介していこう。もちろん、どんなカートリッジを選んでもかまわない。極端な話をすれば、「カッコイイから」とか「なんとなく音が良さそうだから」という選択基準だってかまわないのだ。

とはいえ、これからカートリッジ交換を始めようという人にまず最初にオススメしたいのは「定番」と呼ばれているモデルだ。先ほども話したとおり、定番モデルはロングセラーを続けているということもあってか、良質なサウンドを持つ割に手頃なプライスタグが付けられていることが多い。また、流通量が多く入手もたやすいので、ひとつは手元に置いておきたいところだ。

では、どんな製品が定番なのだろうか? まず、現在のカートリッジのスタイルを作り上げた「ORTOFON(オルトフォン)」の存在は欠かせない。いっぽうで、イヤホン/ヘッドホンでも有名になっている「SHURE(シュア)」も外せない。M44シリーズなどは、いまでこそDJ用として売られているが、元々はオーディオ向けのハイクオリティモデルであり、いまでも高い人気を持つ。

現在のカートリッジのスタイルを作り上げた「ORTOFON」

イヤホン/ヘッドホンやマイクで有名な「SHURE」は、カートリッジでも定番ブランドだ

いっぽう、国産メーカーで高い人気を保ち続けているのが「オーディオテクニカ」だ。今でこそヘッドホンの世界的メジャーブランドだが、もともとカートリッジの製造で名をあげた会社なだけに、いまでも幅広いラインナップを展開してくれている。

「オーディオテクニカ」も、もともとはカートリッジ製造で名をあげたブランド

そして「デノン」も欠かせない存在だ。「DL-103」シリーズは定番中の定番と言われているモデルで、いまだに高い人気を保ち続けている。

「デノン」のカートリッジも、いまだに高い人気を保ち続けている

このように、一口に「定番モデル」「人気モデル」といっても、なかなかの製品数があったりする。ということで、次回以降、メーカー別にオススメ、定番カートリッジを紹介させていただこうと思うので、お楽しみに。

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