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【特別企画】「コスパだけではない、本物の音質を備える」

VGPで連続金賞! ソフトバンクセレクションのイヤホン「SE-5000HR」が評価される理由

2016/06/17 岩井 喬
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「VGP 2016」にて、驚愕のコスパとサウンドが評価され金賞を受賞したSoftBank SELECTION(ソフトバンクセレクション)のハイレゾ対応イヤホン「SE-5000HR」。本機がVGP 2016 SUMMERにおいても2回連続となる金賞を受賞した。なぜSE-5000HRはここまで評価をされるのか。審査員を務める岩井喬氏が分析する。

「SE-5000HR」直販サイト価格8,880円(税抜)

>>VGP2016において部門賞を受賞したノイズキャンセリング/ワイヤレスイヤホン「SE-5000HR」のレビューはこちら

コスパだけではない、“本物”の音質を備えるイヤホン

VGP2016 SUMMERの“イヤホン1万円未満”部門にて、前回に引き続き金賞を獲得したソフトバンクセレクションのハイレゾ対応イヤホン「SE-5000HR」。年々1万円以下の価格帯は製品数が増加傾向にあり、コストパフォーマンスについても向上している激戦区だ。

このライバルが多い価格帯であるにもかかわらず、連続金賞を獲得したSE-5000HRはコストパフォーマンスの点だけでなく音質の点でも非常に完成度が高く、審査員の高評価が集まった。まさにSE-5000HRの実力は本物である。

カラーバリエーションは、ゴールド・カッパー・ブラックの3色を用意

ソフトバンクセレクションは社内で企画・デザイン・開発・品質管理までを行うことができる、モバイルキャリアの1部門にとどまらない1つのメーカーといえる体制で製品開発を行っている。そして、このイヤホン開発には大手オーディオブランド出身の技術者らが関わっており、新進ブランドとは思えぬクオリティの高さ、音質チューニングを実現しているのだ。

一方でモバイルキャリアによるブランドという側面を色濃く感じるのは、様々なスマートフォンとの組み合わせも想定し、iOS及びAndroid対応マイク付きリモコンを装備している点に加え、通話での明瞭度にも結び付く“人の声を大事に”したボーカルの際立ちをポイントとした音作りとしていることにある。

金管楽器をモチーフにした、軽量かつ高剛性なアルミ合金ボディを採用

ここで改めてSE-5000HRの特徴について紹介していこう。本機は、各社から発売が相次ぐハイレゾ対応スマートフォンとの組み合わせを想定した、45kHzまでの広帯域再生を実現するハイレゾ対応8mmドライバーユニットを搭載。このドライバーはチタンコーティング振動板に超軽量なCCAWボイスコイルを直結し、伝達ロスとノイズを低減したDirect Fixing方式を採用しており、伸びやかでクリアかつ明瞭な中高域再生を可能としている。

45kHzまでの広帯域再生を実現するハイレゾ対応8mmドライバーユニットを搭載

この価格ながら軽量かつ高剛性なアルミ合金製ボディを採用

また軽量かつ高剛性なアルミ合金製ボディは、金管楽器をモチーフにした非対称形状としており、内部定在波を抑制して高解像度な再生に結び付けた。ボディ内はユニット位置を最適化。振動板側は最大限耳孔に近い位置に置き、高域の減衰を抑えたほか、背面側はバックキャビティを大きく取り、自然で奥行きのある重低音を実現している。さらに本体とケーブルを繋ぐPipe Ornament部は最少点接触構造を採用。これにより音楽を再生する本体部をフローティングしたFloating Cabinet構造としてケーブルから伝わってくるノイズも低減し、よりクリアなサウンド再生の助けとしている。

次ページハイレゾ試聴を通じてSE-5000HRのポテンシャルを検証

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