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【特別企画:前編】アプリでさらに音楽が楽しく!

Bluetoothスピーカーの“名機”がさらに進化。Ultimate Ears「UE BOOM 2」レビュー

2016/02/02 高橋敦
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アプリがUE BOOM 2の大きな魅力。2台つなげてステレオ再生も可能

さてアプリと組み合わせての機能、2台のUE BOOM 2を使っての再生機能も確認していこう。手順としては1台目を普通にペアリングした状態でアプリの「2倍にする」設定から画面の指示通りに進めれば、もう1台を連結できる。

左右バランス、ステレオとモノラルの切り替え、左右の入れ替え等もアプリで制御

アラーム機能もさらっと搭載。好きな時間に好きな曲で起きられる

ステレオ再生については正直、ステレオで聴くことを重視するなら、たとえばコンポなどを買った方がよいと思う。だが、何台かのUE BOOMを複数の部屋に置いていたり、最初は1台だったけどその後ステレオにも興味が出たという場合、手持ちの機器を生かせるのは効率的だし、お得だ。購入の際に「将来的にはそれも可!」と気に留めておくとよいだろう。

2台のUE BOOM 2を用意すればステレオ再生も楽しめる

ステレオをオフにすれば、2台のUE BOOM 2から同じ音を出すこともできる。たとえばリビングとキッチンに2台のUE BOOMを置き、それぞれから同じ音楽を楽しむなどという使い方が考えられる。場所による制約がさらに取り払われるのだ。

2台で同じ音楽を再生する使い方は、UE BOOM 2同士だけでなく、UE ROLLと組み合わせたり、初代UE BOOMと組み合わせることもできる

また、広めの家に住んでいて、部屋と部屋を頻繁に移動するといった場合にも、主な部屋にUE BOOM 2が常設されていてどこでも同じ音楽が流れているというのは気持ちよいだろう。この機能はユーザーの環境や想像力次第と思えるので、それぞれ想像を広げてみてほしい。

複数のデバイスの音源を共有「BLOCK PARTY」が面白い!

さらに、これは面白い!と膝を打ったのはパーティモード「BLOCK PARTY」だ。最大3台のBluetoothデバイスで1台のBOOM 2を共有し、それぞれのデバイスに入れてある曲を再生できる。

「BLOCK PARTY」では友人や家族と楽曲を共有し、次々に再生することができる

パーティモードの画面。当然だが同時に再生できるのはどれかのデバイスでの1曲のみ

ポイントは、メイン1台のほかの2台には、アプリをインストールしなくてもUE BOOM 2を共有できること。普通にペアリングするだけでOKだ。なのですぐに使い始められるし、わいわい騒ぎながらDJ気分で製品を使うのはとても楽しい。



そもそもスピーカー単体でも十分すぎる満足感が得られるのに、アプリで使い勝手と機能をさらに補強している見事なパッケージング。Bluetoothスピーカーのトップランナー、さすがの新世代モデルだ。

※次回はUEの新Bluetoothスピーカー「UE ROLL」のレビューを掲載します(編集部)

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