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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第107回】もう迷わない! 大幅刷新した「 iTunes 12」を便利に使いこなす方法

2014/12/05 高橋敦
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■その他の細かな変更

▼フォントが微妙?→封印(非推奨)

一部の表示フォントが不格好になった…と感じた方もいらっしゃったようだ。どうもOS X YosemiteでOS自体のメインのシステムフォントが変更されたことに伴ってiTunesのフォントも部分的に変更されたっぽい。しかし英語に比べると日本語フォントは等幅フォントの選択肢の少なさなど少し弱い部分があったりして、英語版ほどにはまだなじんでいないのかもしれない。

どうしてもなじめないというのなら、例えばOS X全体のフォント管理を行う「Font Book」アプリからの設定で「Osaka」フォントを使用停止にすれば、iTunesでもそのフォントでの表示が行われないようにもできる。ただしこの方法はやはり強引。副作用としてOsakaを利用していると思われる他のアプリ、例えば「カレンダー」の表示が逆に崩れたりもする。なのであまりお奨めはできない…

デフォルト状態。サイドバーのフォントがわかりやすいかと思う

推奨はできない方法だが「Font Book」で「Osaka」を使用停止にすると…


iTunesでもOsakaが使えなくなって表示フォントは他に置き換えらえる

▼「情報を見る」ウィンドウの変化→旧版召喚

曲やアルバムのタグ情報を効率よく編集したいときには、その曲やアルバムのコンテクストメニュー(右クリックメニュー)から(またはcommand+iで)「情報を見る」ウィンドウを呼び出す。その「情報を見る」ウィンドウのデザインやら項目の配置やらも今回刷新された部分。特に使いにくくなってはいない気がするので、新しいインターフェースに慣れてしまうのがよいと思う。

…のだが、なぜか旧バージョンのウィンドウを呼び出す方法も残されており、そちらが好みであればそちらを使うことも”いまのところ”可能だ。メニューから「情報を見る」をクリックするときにoptionキーを押しながら実行すればよい。ただしキーコマンド(command+option+i)で呼び出すことはできないのは不便。

iTunes 12で普通に呼び出せる「情報を見る」ウィンドウ

optionキー有りで呼び出すとこちらの懐かしい姿に

▼消えた?リピート再生 → 物陰で体育座りしてます…

リピート再生のボタンが…見当たらない?

というところで戸惑った方もいらっしゃるだろう。もちろんそんな基本的必須機能が削除されるわけはない。見くびるな!Appleはそこまで意味不明ではない!Appleはただその機能を「なぜそこに!?」という場所に隠してしまっただけなのだ…。

…なぜここに!?

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!「リピート再生を実行するにはシャッフル再生を右クリックしろ」な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…。

つまり、再生情報が表示されている部分にシャッフル再生機能のアイコンボタンがあり、リピート再生機能はそのボタンのコンテクストメニュー(右クリックメニュー)の中だ。専用ボタンではなくコンテクストメニューの中という階層に移動されているので、見つけにくいうえ、実行までの操作ステップ数も増えている。多用するユーザーにとっては不便だろう。もちろんメニューバーの「制御」メニューからも操作できるが、そっちもメニューバーの中なので、操作のステップ数は多い。

次ページ最後に、旧来の使いこなしポイントの確認と補足を

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