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使い勝手から音質までいろいろ試してみた

ZOOMのハンディレコーダー「H5」をオーケストラ所属の女性編集部員が使ってみた

公開日 2014/09/26 10:00 構成:ファイル・ウェブ編集部
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ズーム最新のハンディレコーダー「H5」(鈴木裕氏による音質レビューはこちら)を、ファイル・ウェブの女子編集部員・小澤が実際に使ってみた。普段はICレコーダーでメモ程度に録音しているという小澤に、本格派ハンディレコーダーは使いこなせるのか。そして、自分の演奏は思い通りに録音することはできたのか。ハンディレコーダー初心者が女子目線でレポートする。

ZOOM「H5」¥30,000(税抜)

■アマオケに所属する女性編集部員が「H5」を実際に使ってみた

私は趣味でファゴットという楽器をやっていまして、今もアマチュアオーケストラに所属して演奏しています。演奏会前の練習は、なるべく録音して復習するようにしています。というのは、自分の席で演奏している時には分からないことがたくさんあるからです。無意識に遅れていたり、全体のなかでのバランスが悪かったり…録音して演奏を客観的に聴いてみると、反省点がたくさん出てきます(それはもうたくさん…!)。


編集部・小澤麻実が、H5で自身の所属するオーケストラの練習を録音してみた
いままでも自分で録音してはいたのですが、メモ的な認識だったためそこまで音質にはこだわっていませんでした。使っていたのもICレコーダーだったし。

なので今回、ズームのハンディレコーダー「H5」を使ってみない? というお話をいただいた時にはちょっと戸惑ったのです。というのは、見た目がゴツくて重そうだし、操作が難しそうだったので…。でも「想像してるよりずっと使い方は簡単だから大丈夫! それに良い音で録音できた方が練習の復習にはいいんじゃない? 」と薦められ、一度試してみることにしたのでした。

■H5のルックスに腰が引けつつも、持ってみると意外に軽い

H5を使ってみた感想の前にちょっとだけ、私の所属している「東京アカデミーオーケストラ(TAO)」の紹介をさせてください。TAOの大きな特徴は「指揮者がいない」こと。室内楽のように各メンバーが自主性を持ちながらアンサンブルを作り上げていきます。次回の演奏会も11月9日に控えています。今回は“旅”をテーマに据え、バルトーク/モーツァルト/メンデルスゾーンが旅先で受けた霊感を元に作り上げた3曲をお届けします。ご興味があったらぜひ、聴きにいらしていただけると嬉しいです。

「東京アカデミーオーケストラ(通称:TAO)」

東京アカデミーオーケストラ 第46回定期演奏会
http://tao.jpn.org/concert/pg70.html

それでは、H5を持ってオーケストラの練習へ。H5、私がいつも使っているICレコーダーに比べたら確かに大きいですが、持ってみると意外に軽い(本体のみだと176g)。楽器自体が重いのでなるべく重い荷物は増やしたくないのですが、これぐらいならカバンに入れて持ち歩くのもそんなに苦にならないです。持ち運び用のケースもついてきます。

今回の練習で使ったホールはかなり広めです

まずはSDカードと乾電池をセット。H5は乾電池駆動なんですね。内蔵バッテリー式だと直前になって「充電忘れてた!今日録音できない…」ということもありそうですが、乾電池なら外出先でも買えるし安心。単三アルカリ電池2本で約15時間使えます。3時間の練習が5回分録れるってことですね。

まずはSDカードと電池がちゃんと入っているか確認

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