HOME > レビュー > 【第96回】“あの銘機”を彷彿とさせる新イヤホン「TTPOD T1」にあえて全力で突っ込む!

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第96回】“あの銘機”を彷彿とさせる新イヤホン「TTPOD T1」にあえて全力で突っ込む!

2014/08/22 高橋敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
■逆に見た目で損してる…“あの銘機”じゃないよ!?なイヤホン「TTPOD T1」

まずはこちらの写真を見ていただこう。先日の「ポタフェス」にて撮影した中国からの新ブランドTTPODのイヤホン「T1」だ。イヤホン専門店実売価格6,980円と手頃なお値段のダイナミック型。

やまだかつてない個性的なフォルムのハウジングには、後述するが技術的な必然性がある

この2基のダクトも同じく技術的なポイントだ

そういえば特に関係のない話だが、ダイナミック型イヤホンと言えば、その最高峰としてはやはりゼンハイザー「IE 800」の名前が挙がるだろう。音はもちろん、その美しいフォルムも印象的だ。

やまだかつてない個性的(以下略)

この2基のダクトも同じく技術的(以下略)

…特に関係のない話はさておき、とまあそういう意味では一見“ネタ感”満載のTTPOD T1。しかしポタフェスで実際に聴いてみると、そのネタ感という誘蛾灯におびき寄せられたイヤホンファン=僕をしびれさせる電撃、すなわち実力も備えていることに驚かされた。また説明を読んでみると技術内容としても面白い。これ逆に「見た目がIE 8◯◯」なおかげでネタ感が先行しすぎてイメージ的に損してるだろ…。

今回はそんなTTPOD T1の実力を紹介したい。というわけでお借りした製品がこちら。

けっこういい感じの質感の紙の箱に収められている。来たか、弟ォ!

開封!…あれ?

あれ? 色が独自だ…実はこのモデル、5色のカラーバリエーションが用意されているのだ。

というわけでカラーバリエーションはこのような全5色

クリア


ブルー

レッド


ホワイト

ブラック

個人的にはここはもうブラックが面白いと思うのだが、他の色を選べば、何というかアレっぽさは薄れさせることができる。試聴個体はクリア。内部メカが透けて見えるのでこういった記事には好都合だ。

次ページ「デュアルダイナミックドライバー並列型」のイヤホン構成

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE