【特別企画】ディスクスタビライザーとしての効果も徹底検証

注目インシュレーター「Wind Bell WB-60」はアナログプレーヤーにどう効くのか?

林 正儀

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2014年07月14日


振動遮断効果に加えて“風鈴効果”でサウンドチューニングも行う特許機器のインシュレーター「Wind Bell(ウィンドベル)」に、大型機器用の新モデル「WB-60」が登場した。前回は炭山アキラ氏がスピーカーとの組み合わせで効果を試したが(関連記事)、ウィンドベルはプレーヤーなどに使っても効果を発揮するほか、アナログディスクのスタビライザー用に1個売りも用意される。そこで今回は林 正儀氏が自身の所有する重量級アナログプレーヤーを用いてWB-60の効果を検証した。

■待望の大型機器用モデルをヴィンテージアナログプレーヤーに使う


“風鈴”の特性を生かした画期的なインシュレーターとして、人気急上昇なのが「ウィンドベル」だ。振動のプロ集団である特許機器(株)が、長年培ってきたサージング(共振)防止などのノウハウを結集した類のないアイテムで、オーディオ用インシュレーターに最適な振動遮断性能を追求している。

ウィンドベル第一弾モデル「WB-30」50,000円(4個/1組・耐荷重30kg)

ではどれほど凄いのか。私は1号機のWB-30の測定データをひと目みて、のけぞった。その能力は金属やカーボン、石英などの硬質系インシュレーターに比べ、3桁小さい1/1,000(-60dB)というレベルだ。これによって低周波音域での混変調歪みが激減。実際にスピーカーを乗せて聞いてみると、濁りのかけらもない澄みきったナチュラルサウンドが得られていた(関連記事:林氏によるWB-30のレビュー)。

耐荷重を60kgに増して大型機器にも使用できるようにした「WB-60」(左)が登場。

タイプとしてはスプリングを仕組んだフローティング構造である。“風鈴”というのは、スプリングコイルを包むように被せてある上部スリーブのこと。金属の共鳴体で、弾くと「チーン」と澄んだ音がする。これぞ風鈴によるアシスト効果。勝手に共鳴するのではなく、音楽成分を利用してその高域成分を重畳するようにはたらくという、前代未聞の動作なのだ。床とはフリーな状態ゆえ、床振動を受けることもない。

これもすぐにわかる効果で、原音がさらにみずみずしさを増し、上質な余韻やゆらぎ成分が心地よさとやすらぎをもたらしてくれる。スピーカーにのせると、高音域がぐっと伸長するようなスーパートゥイーター効果を発揮。同社が「音質向上コンポーネント」と呼ぶように、音質チューンの効果は絶大だ。知人からも「林さんが紹介していたあのアイテムすごいね!」と、よく言われる。

当然仕組みも効果も承知している私だが、ひとつ注文があった。耐荷重だ。外径φ45mmのWB-30は4個で最大30キロだ。わが家のアナログプレーヤー「ガラード401」は重量級で、軽く40キロ以上はあるだろう。じゃあWB-30を沢山並べれば!……なんてことはしたくない。これはもっと大型バージョンを試したいもの。かねがね「ウィンドベル」はアナログプレーヤーにこそ効果絶大なはず!と思ってきたからだ。

本来はスピーカー用のアイテムのようだが、アナログの振動への敏感さはスピーカーの比じゃない。散々苦労してきたハウリング対策を含め、足もとのリニューアルを敢行したいと画策していたのだ。

そこへ舞い込んできたのが第2弾、すなわちWB-60発売のニュースだ。スペックを見てニンマリ。「耐荷重80キロ(4個1組)」の文字が目に入った。これならば、導入に踏みきれるはずだ。

4個1組で100,000円というパッケージのほか、2個1組で55,000円、後述するディスクスタビライザー用の1個売り(30,000円)も用意

試聴 − 「リジッド派こそ迷うことなく使うべき製品」

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