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【特別企画】高橋敦が特徴と音質傾向を徹底解説

クリエイティブの注目ヘッドホン「Sound Blaster EVO ZxR」「Aurvana Platinum」を聴く

2014/06/13 高橋 敦
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■オーディオマニアも要注目の新ヘッドホン2機種

クリエイティブメディアの「Sound Blaster」シリーズ。AVには興味ありだけれどPCには興味なしという読者の方やMacユーザーな方にとっては少々なじみが薄いかとは思う。

しかし逆に言えばその名は、Windows PCに興味のある方には絶大だ。PCのオーディオ機能を拡張&クオリティアップさせるサウンドカードやUSBオーディオの分野における不動の超定番。それがクリエイティブメディアでありSound Blaster。その分野での評価は折り紙付きと言える。

そしてそのクリエイティブメディアが実は、近年はスピーカーやヘッドホンにも力を入れている。となるとPhile-web読者の興味も一段と増すのではないだろうか。そこで今回はヘッドホン2モデルをピックアップして紹介していこう。「Sound Blaster EVO ZxR」と「Aurvana(アルバナ) Platinum」だ。

「Aurvana Platinum」(¥OPEN 予想実売価格30,000円前後)

「Sound Blaster EVO ZxR」(¥OPEN 予想実売価格25,000円前後)。VGP 2014 SUMMERを受賞している

さてモデル名を見て気付いた方もいるだろうが、クリエティブメディアのヘッドホン製品は、前述の主軸「Sound Blaster」の他に、「Aurvana」「Creative」というシリーズでも展開している。まずはそこを確認していこう。

「Sound Blaster」はPCを含めて様々な機器との組み合わせを広く想定し、また用途としても音楽〜動画〜ゲームと「エンターテイメント」全般を想定。機能性や音作りもそれに沿っている。

一方で残りのふたつ、特に「Aurvana」は、同社らしい機能性も盛り込みつつ、しかし「音楽」「オーディオ」をより強く志向したブランドとなっている。

今回紹介する2モデルは同社のヘッドホン(ヘッドセット)各ブランドの代表ともいえるフラグシップモデル。多彩な接続性や幅広い機能が特徴の「Sound Blaster EVO ZxR」と、オーディオオリエンテッドなデザインの「Aurvana Platinum」だ。

両製品ともBluetoothに対応し、ワイヤレスヘッドホンとしても通常の有線ヘッドホンとしても利用可能。また、マイクも内蔵しておりヘッドセットとしても利用できる。なお、後述する「Sound Blaster EVO ZxR」は「VGP 2014 SUMMER」のBluetooth部門において受賞を果たしている。それでは、各製品の特長、そして両者の製品性の違いを見ていこう。

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