一条真人の体当たり実験室

ハイレゾ音源は人間の耳で聴き分けられるか? 禁断のブラインドテストで検証!

構成:ファイル・ウェブ編集部

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2013年11月06日

2択なら聴き分けられるのか試してみた


「実は徹夜続きなんですよね〜」と見え透いた言い訳を始める一条氏
テスト結果を受け、その場に居合わせた編集部員は皆うなだれ、この企画、本当に公開できるのか…と重い空気が漂い始める。一条氏も雰囲気を察したのか「実はこの取材の前、1週間ぐらい徹夜が続き体調がすぐれなかった」と、それまで一言も聞いていなかった言い訳を始める始末。

だが、AACが華やかな音に聴こえることは、取材に立ち会った複数の編集部員の意見も一致していた。エンコーダーの味付けによって派手な音作りになり、これを好印象に感じたのかもしれない。また一条氏は普段AACを利用しているとのことなので、それに耳が慣れていて、錯覚した可能性がある。

やはり音源が5種類ともなると、序列を判断するうちに頭が混乱し、ピタリと当てるのは難しいようだ。そこで、今度はよりシンプルに、DaftPunk「Give Life Back to Music」を使って、88.2kHzのWAVと256kbpsのAAC、2種類のみに絞って再生した。ハイレゾとローレゾの2択というわけだ。

このテストは分かりやすかったようで、一条氏は一度聴いただけで、迷うことなく回答。しっかりと正解した。この結果には少し顔をほころばせ、「ディテールの描き分けの差が明らか。音の広がりも全く違いますね」とオーディオ評論家のようなコメントが出て、口も滑らかになってきた。

2択であればハイレゾ音源の音質の良さをしっかりと認識でき、当てられることがわかった。だが、このままではやはりまずい。5種類の比較で圧縮音源が最も好印象だったという結論では終われない。被験者の能力によるものかもしれない。いや、そう信じたい。そこで、編集部の小澤(♀)を急遽試聴室に呼び出し、ピンチヒッターとして同じテストをやってもらうことにした。

編集部の小澤(♀)は救世主となるか?

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